【ONE】コレ当たってる? セネガル相撲の英雄が立ち上がれず、レスリング世界戦士のTKO勝ちに平田樹「まさかの結果にびっくり」
ONE Championship
『ONE ON TNT IV』
4月29日(木・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼ヘビー級
●オマール・ケイン(29=セネガル)
TKO 2R
◯キリル・グリシェンコ(29=ベラルーシ)
セネガル相撲の英雄オマール・ケインは、今年1月にONEにデビューし、組みのパワーと打撃で全て1R KO勝利中。
対するキリル・グリシェンコはONE初参戦。レスリングでは世界のトップ選手で、17年の世界選手権グレコローマン130kg級では5位、19年欧州大会では世界王者らを破り優勝している。昨年10月に総合格闘技でプロデビューし、これまでベラルーシのMMA団体BFCとNFGで3勝(2KO/1サブミッション)無敗で全て1Rフィニッシュを決めている。
互いに130kgのヘビー級、身長の公式発表ではオマール・ケインが195cm、グリシェンコは193cmだがグリシェンコのほうが10cm近く高く見える。ケインが身長のサバ読みか。
序盤前に出るのはグリシェンコ、それにケインは組みに行く。グリシェンコは下からヒザ、ボディフックで対処。
離れると再びグリシェンコは圧力をかけて前に行きハイキック、ケインの顔をかすめる。ケインは下がり続け、グリシェンコはロー、バックブローを放つ。打撃、パワーともグリシェンコが上の印象。
2R、グリシェンコが圧力をかけ前に出るが、ケインも強烈なパンチ連打を放つ。間一発でかわすグリシェンコだが、一発が当たると勝負が決まりそうなパンチだ。
グリシェンコのスーパーマンパンチを低くかわすケイン、すぐに組み合い再びヒザ蹴りとボディフックのグリシェンコ。ケージに押し付け続けるケインから荒い呼吸音が聞こえる。スタミナが消耗しているのだろう。終了間際、離れ際のパンチの撃ち合いで、ゴング音と同時にグリシェンコの右フックがケインの顎をかすめる。するとケインは自身の顎を押さえ反則のアピール。グリシェンコは反則ではないとアピールポーズ。するとケインは突然マットに崩れしばらく起き上がらない。
荒い呼吸で仰向けに崩れるケインにドクターチェックが進む。ゲスト解説でONEにも参戦する秋山成勲は「完全に疲れてます」と言い、多角度のスロー映像では「しかも当たってない。喉? しっかり休みたいんでしょう」と自身の意見を述べる。いつまでも起き上がらないケイン。
結果はTKOでグリシェンコの勝利となる。ケインの棄権なのか、パンチを有効打としレフェリーがストップしたのか。発表はなかったが、秋山は「棄権するほど、そこまでのパンチではない。疲れてもうやりたくないという感じなのでは」と言うと、もう一人のゲスト解説でこの一戦を楽しみにしていたONE女子MMA無敗の平田樹も秋山の意見に同意「私もそう思います。まさかの結果にびっくり」と語っていた。
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