【ベラトール】アーチュレッタが王座陥落、新王者に輝いたペティスがRIZIN王者・堀口恭司に対戦要求「ベラトールvsRIZINで、2本目のベルトを取る」
Bellator MMA
『BELLATOR 258』
2021年5月8日(土・日本時間)米コネチカット州 モヒガン・サン・アリーナ
▼バンタム級タイトルマッチ
●フアン・アーチュレッタ(米国/王者)
判定0-3 ※45-50, 46-49×2
○セルジオ・ペティス(米国/挑戦者)
※ペティスが新王者に
アーチュレッタは昨年9月に行われた同級王座決定戦で、19年大晦日に元谷友貴に一本勝ちしたパトリック・ミックスから判定勝利を収め、王座を獲得。MMA戦績は25勝2敗。
アーチュレッタの初防衛戦の相手のペティスは、元UFC世界ライト級王者アンソニー・ペティスの弟。UFCで14戦した後、昨年1月にベラトールに移籍。アルフレッド・カヤキャン、リッキー・バンデハスを破り、2戦全勝と波に乗る。MMA戦績は20勝5敗。
アーチュレッタはこれまで、RIZINとベラトールの対抗戦でRIZINバンタム級王者の堀口恭司とタイトルを賭けて対戦したいと発言しているが、この防衛戦をクリアすることが先決だ。下馬評ではアーチュレッタが圧倒的に優位だが、果たして勝敗の行方は。
1R、両者共にオーソドックスの構え。中盤、アーチュレッタがテイクダウンを狙うが、ペティスがそれをさせない。圧力をかけるペティスが中央を取り、サークリングするアーチュレッタがジャブで前進するが、ペティスが上手くカウンターで合わせていく。
2R、アーチュレッタがタックルのフェイントを織り交ぜながらワンツーを当てる。アーチュレッタが、飛び込みながらテイクダウンに成功。しかしペティスがすぐに立つ。ペティスが、アーチュレッタの入り際に合わせて、強烈なジャブを数発ヒットさせる。残り1分、ペティスの強烈な左ジャブで、アーチュレッタの額から流血。アーチュレッタがタックルを仕掛けたところで、ラウンド終了。
3Rと4Rは同じ展開、構えのスイッチを繰り返しながら、上下打ち分けの連打で突進するアーチュレッタ。左ジャブと打ち終わりのカウンターを的確にヒットさせるペティス。お互いのハイレベルなボクシング技術が光る攻防。ペティスのクリーンヒットの数が若干、上回る印象。
5R、再びパンチが交差する中で、アーチュレッタがペティスを持ち上げてテイクダウンに成功。サイドポジションからバックポジションを取るが、ペティスはうまくディフェンス、アーチュレッタにダメージを与える攻撃をさせず、タイムアップ。判定は3者全員がペティスを支持し、ペティスが新王者となった。
ペティスは勝利者インタビューで、元UFC王者の兄アンソニーに続き、メジャー団体のベルトを手にした事を喜ぶと、RIZINバンタム級王者・堀口恭司の名前を出し、「ベラトールvsRIZINで、ベラトールの代表として戦いたい。2本目のベルトを取るチャンスだ」と、野心を見せた。
▶︎次ページ(動画)は、ペティスの正確無比な強打で、アーチュレッタの額から流血が
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