【ベラトール】UFCから移籍のアンソニー・ジョンソンが豪快KO勝利、初回のピンチから逆転の右ストレート炸裂
Bellator MMA
『BELLATOR 258』
2021年5月8日(土・日本時間)米コネチカット州 モヒガン・サン・アリーナ
▼ライトヘビー級WGP1回戦
○アンソニー・ジョンソン(米国)
KO 2R 1分30秒 ※右ストレート
●ジョゼ・アウグスト(ブラジル)
※ジョンソンがWGP準決勝進出
ジョンソンはUFCライトヘビー級を代表する強豪選手。王座獲得は逃したものの、当時の王者ダニエル・コーミエ(米国)とのタイトル戦に2度も挑戦した。2度目の17年4月の対戦で、コーミエに一本負けを喫した後、現役引退を宣言。
その後、オクタゴンには入っていないものの、UFCとの複数年の契約下にあった状態だったが、円満な形でベラトールと契約した。MMA戦績は22勝6敗。22勝のうち16勝はKOによるものだった。
ジョンソンの相手は当初、元UFC人気ファイターのヨエル・ロメロ(43=キューバ)だったが、ロメロがメディカルチェックにパス出来なかったため欠場。そこで、わずか7日間前のオファーで、ジョゼ・アウグスト(ブラジル)が緊急参戦。
アウグストは今年4月にベラトール初参戦を果たし、ジョナサン・ウィルソン(米国)に肩固めで初回一本勝ち。現在5連勝中で、MMA戦績は7勝2敗(5KO、2サブミッション)と、勝利試合は全てフィニッシュしている。
1R、両者オーソドックスの構え。アウグストが右のオーバーハンドに合わせて、ジョンソンが右のカーフキック。アウグストのワンツーに合わせて、ジョンソンが左手で手かざししながらバックステップ。すると、アウグストは右手を抱えながら苦悶の表情。何やら痛めた様子。
そこからジョンソンが猛攻、フルガードで防戦一方のアウグスト。ガードの隙間からジョンソンの強烈なアッパーカットが入る。ケージを背にしジョンソンの連打を浴び続けるアウグストだったが、カウンターの左フックを放つとジョンソンがダウン!
亀の状態のジョンソンにアウグストはバックから追撃。しかし、痛めた右手の攻撃はなく、左手で殴り続ける。そこからバックポジションからチョークを仕掛け、これでフィニッシュかと思われたが、ジョンソンに前方に落とされ失敗。ジョンソンがTKO負けの窮地を脱したところで、ラウンドが終了した。
2R、右手のダメージが明らかなアウグストは左ジャブ、左フックとやはり右手が使えない様子。それを察知したか、ジョンソンがアウグストの打ち終わりに、ドンピシャのワンツー。放った右ストレートがアウグストの顔面に直撃し、後方に吹っ飛ぶようにダウン。追撃のジョンソンに割り込むように、レフリーが飛び込み、試合を止めた。
ジョンソンは試合後、わずか1週間で試合のオファーを受けたアウグストを「キミは本当の男だ。最高だ。キミをリスペクトする」と、その戦いを称賛。アウグストの腕を上げ、お互い抱擁した。
ジョンソンは次の準決勝で、現ライトヘビー級王者のワジム・ネムコフ(ロシア)と対戦。この試合はトーナメント戦であると同時にタイトル戦にもなるため、ジョンソンが参戦2戦目にして、王者になる可能性がある。勝利の女神が微笑むのは、果たして、ジョンソンか、ネムコフか。
▶︎次ページ(動画)は、ジョンソンの豪打が炸裂!一撃でアウグストが後方に吹っ飛びダウン
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