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【RISE】因縁の再戦は松本芳道が山口裕人からダウン奪うも、OFG特別ルールによりドロー決着

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2021/05/16(日)UP

オープンフィンガーグローブマッチは松本(右)がダウンを奪うも特別ルールのためドロー

RISEクリエーション
『Cygames presents RISE on ABEMA』
2021年5月16日(日)会場非公開(無観客)

▼第10試合 RISE on ABEMA 特別マッチ スーパーライト級(-65kg) 3分3R
△山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
ドロー ※RISE特別ルールのため判定なし
△松本芳道(KICK-DIET吉野町/元新日本キックボクシング協会ライト級王者、K-1 WORLD MAX2010日本トーナメント3位)

松本の鋭いパンチをヒザを使って避ける山口

 山口は勝っても負けてもKOの激闘派として知られ、KNOCK OUT、シュートボクシング、ホーストカップなど様々な団体で迫力の試合を展開してきた。対する松本もケンカ上等のファイトスタイルで、19年1月の復帰以来精力的に試合をこなしている。
 両者は昨年7月に対戦し、山口が1R KOで勝利している。今年4月のカード発表会見では一触即発の緊張感ある場面が見られた。

 本マッチはRISE初のオープンフィンガーグローブによる特別マッチ。約4オンスに相当するという小型のグローブで行われる。

一発必倒のパンチが交錯する

 1R、サウスポーの松本に山口が強烈な右ローをヒット。コツコツ当てられる山口の右ローに、松本の足が流れ始める。松本が左右パンチを見せるも、山口はヒザを使い大きく沈み込んで回避。終盤に山口がバックハンドを見せるも不発。まだ静かな立ち上がり。

 2R、山口が右ローから右の大振りフックで前進。松本は右足が効いたか、オーソドックスへスイッチする。ボディワークでパンチをかわし、距離を取って右ハイを見せる山口。至近距離でパンチをまとめ山口がペースを握るかと思われたが、ラウンド終盤に松本が右フックをヒットさせ山口からフラッシュ気味のダウンを奪う。

ドロー決着に不満の松本がリング上から再戦を直訴

 3R、山口が足を止めて打ち合いの姿勢。左右フックをボディ、顔面へ散らし松本からヒットを次々に奪う。松本も手を出すが単発のフックで後が続かず。山口は回転のいいフックを見せるが、こちらも明確なヒットを奪えない。山口が至近距離で見せた右ローに松本が右フックを合わせるも、クリーンヒットならず。終盤の山口のバックハンドブローも不発に終わり、決着がつかない試合終了のゴングを迎えた。

 松本がダウンを奪ったものの、RISE特別ルールのため判定では勝敗を付けずドロー。消化不良である態度を隠さない松本は、伊藤隆RISE代表へ再戦を懇願しながらリングを降りた。

※全試合結果はこちら

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