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【ベラトール】“世界最強女子”クリス・サイボーグが19回目のKO勝利、次防衛戦の相手にジンガノを指名

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2021/05/22(土)UP

強烈な右ストレートをヒットさせるサイボーグ(右)©️Bellator

Bellator MMA
『BELLATOR 259』
5月22日(土・日本時間)米コネチカット州 モヒガン・サン・アリーナ

▼フェザー級タイトルマッチ
○クリス・サイボーグ(ブラジル/王者)
TKO 5R 4分51秒 ※パウンド連打
●レスリー・スミス(米国/挑戦者)
※サイボーグが2度目の王座防衛に成功 

豪快なスープレックスを放つサイボーグ©️Bellator

 “世界最恐女子”と称されるクリス・サイボーグ(35=ブラジル)はStrikeforce、Invicta FC、UFCで王座を手にした後、20年にベラトール参戦。初戦となった1月の女子世界フェザー級王座戦で、当時王者だったジュリア・バッドを4R TKOで下し、4つ目のMMAメジャー団体のベルトを手にした。前戦となる昨年10月のタイトルマッチでは、挑戦者のアーリーン・ブレンコウから2R一本勝ちを収め、初防衛に成功した。MMA通算成績は23勝2敗1無効試合。

反撃するスミス(左)©️Bellator

 対する挑戦者のレスリー・スミス(38=米国)は女子フェザー級ランキング4位の実力者。Invicta FC、UFCと渡り歩き、16年3月の『UFC FIGHT NIGHT』で中井りんと対戦し判定勝利を収めた。19年からベラトールに参戦し、以降2勝1敗の成績。前戦となる昨年9月のアマンダ・ベル戦は判定勝利を収めている。MMA戦績は12勝8敗。

 両者は5年前の16年5月の『UFC198』で対戦。その時はサイボーグが初回TKO勝ちを収めている。

パウンドを落とし続けるサイボーグ©️Bellator

 1R、両者共にオーソドックスの構え。中央を取るサイボーグが強烈なプレッシャーで前進。サイボーグが右ボディ、左フック、右ミドルを当てる。残り2分、サイボーグのワンツーがクリーンヒット!尻餅をついたスミスにサイボーグがバックテイクし、立ち上がろうとするスミスをスープレックスで投げる。

 2R、スミスがインサイドのカーフキックでリズムを作ろうとするが、サイボーグが詰めてカウンターのワンツー。再び、強烈な重圧で前進するサイボーグ。サイボーグの右フックのカウンターがヒット!スミスの動きが止まるとサイボーグがラッシュ。しかし、スミスは応戦し、このラウンドを生き残る。

2度目の防衛に成功したサイボーグ©️Bellator

 3R、サイボーグがスミスの蹴り足を掴んでテイクダウン成功。しかし、スミスがスクランブルで立ち上がる。スタンドの展開、サイボーグがジャブとインサイドロー、カウンターの右ストレートで、スミスを削る。

 4Rも3Rと同様の展開で、サイボーグが打撃で削るが、タフなスミスが終始動きながら、決定打を許さずにしのいでいく。

 5R、お互い疲労困憊の中、サイボーグが残り10秒、スミスの軸足に右のローキック!苦悶の表情でバランスを崩したスミスに、強烈な右ストレートをヒット!スミスが倒れると、飛び込んでパウンドラッシュ、レフリーが試合を止めた。

 自身19度目のKO勝利を飾ったサイボーグは勝利インタビューで「彼女(スミス)はタフだった、尊敬する。彼女がタフな戦いに持っていった。ただ、私には16年のキャリアがあるので、戦いを楽しむことができた」と激闘を振り返り、次の防衛戦の相手に元UFCファイターで現在ベラトールで2連勝中のキャット・ジンガノの名前を挙げた。

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