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【K-1】美容室オーナー・優、MOEを延長判定で下しK-1初勝利

2021/05/30（日）UP

勝ち名乗りを受け、両手を上げて喜ぶ優

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ～K-1バンタム級日本最強決定トーナメント～』
2021年5月30日（日）神奈川・横浜武道館

▼（第6試合）スーパーファイト／K-1女子アトム級／3分3R・延長1R
●MOE（日本／若獅子会館）
延長判定1-2　※三者とも9-10
〇優（日本／NEXT LEVEL渋谷）
※本戦判定0-1（29-30、29-29、30-30）

延長にもつれ込む接戦を演じた優（左）とMOE

　MOEは18年12月に“現役女子高生ファイター”としてKrush初参戦。高梨knuckle美穂に敗れはしたが高いポテンシャルを発揮した。その後は、タイの強豪パヤーフォンや元ボクシング世界王者・山田真子、菅原美優らと拳を交えてきた。高校を卒業し、今回が念願のK-1初参戦となる。

　対する優は、美容室のオーナー兼アイメイクアーティストの顔を持つファイター。17年5月のKrush後楽園大会でプロデビューすると、フィジカルを活かし真っ向勝負するスタイルでキャリアを重ね、20年11月のK-1福岡大会でK-1デビューも果たした。NEXT LEVEL渋谷に移籍し、今回が2度目のK-1参戦となる。

　1R、アグレッシブに出る優だが、MOEはそこをカウンターのストレートでとらえる。優はロー、フックから前に出んとするが、MOEはこれを見切ってかわす。慎重に見て、まだ攻め込まないMOE。

　2Rも優が左フック、右ストレートを振るい前に出る。MOEはそこへ左フックのカウンター。MOEはやはり優の蹴りをかわし、その後に続く攻撃を分断する。だが優もフィジカルの強さを活かして圧力を掛けていく。

　3R、前に出たMOEは優をコーナーに追い詰め、左フックと右ストレートの連打。これをしのいだ優は反撃に向かうが、MOEはフットワークでさばく。そして優に右ストレート。優はさらに攻めるが、MOEに組まれて止められてしまう。