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【UFC】ブランドン・モレノがフィゲイレードから衝撃の裸絞め一本勝ち!メキシコ人初のUFC王者に

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2021/06/13(日)UP

チョークでフィゲイレードを絞めるモレノ(©Getty Images/UFC)

WME-IMG
『UFC 263』
2021613日(日・日本時間)米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ

▼フライ級タイトルマッチ
●デイブソン・フィゲイレード(ブラジル/王者)
一本 3R2分26秒 ※リアネイキッド・チョーク
○ブランドン・モレノ(メキシコ/挑戦者)
※モレノが新王者に

 昨年12月以来のダイレクトリマッチとなったフライ級王座戦。ダナ・ホワイト社長が「フライ級史上最高の試合」と絶賛する5ラウンドに渡る激闘の末、判定1-0の引き分けで王者のドロー防衛という結果となっているだけに今回も激闘、そして完全決着が期待される。

 王者・フィゲイレードは打撃・寝技全てができるコンプリートファイター。20勝のうち17のフィニッシュ勝利(9KO、8サブミッション)を持ち、昨年2月の戴冠からドローを含めて3度の防衛に成功している。挑戦者のモレノは柔術をベースに18勝のうち10の一本勝利を持つが打撃でもKOできる力を持つ、こちらもオールラウンドファイター。

 1R、細かいジャブからイン、アウトのローはモレノ。フィゲイレードはガードを固めてしっかりとモレノ攻撃を受けながら時折パンチを強打で返す。ローやワンツーなど手数で上回るのはモレノだが、フィゲイレードは縦ヒジやバックスピンキックなどトリッキーな技を見せる。するとフィゲイレードが左フックに来たところへモレノの左ジャブがカウンターで当たりフィゲイレードがダウン。一気に詰めるモレノだがフィゲイレードは下から脚を効かせると立ち上がって脱出する。

 2R 、先ほどとは変わり前へ出てくるフィゲイレード。パンチの打ち合いから胴へ組み付くと小内刈りでテイクダウン。フックガードを作るモレノの首を抱えて固めるとギロチンを狙うがモレノは外してトップポジションを狙う。
 逃げるフィゲイレードの後ろへつき今度はモレノがテイクダウン。ガードポジションを取るフィゲイレードへコツコツパウンドを落とす。下から顔面へヒジを振るフィゲイレードは脚を突き放して立つがモレノはすぐさままたテイクダウンを取り再び同じポジションとなる。

 3R、細かくステップを踏む両者。フィゲイレードはボディへバックスピンキック。モレノはジャブを突くと四つ組からテイクダウン。さらに逃げようと後ろを向いたフィゲレードのバックへ飛びつきグラウンドへ。
 ガッチリと4の字フックを組むとチョークを狙うモレノ。フィゲイレードは苦しそうな表情も何とかモレノの手をはがす。しかしモレノは再びチョーク。今度はがっちりと入りフィゲレードがタップ。再戦を見事な一本勝利で飾り、モレノがメキシコ人初のUFC王者となった。

▶︎次ページ(動画)は、モレノが一本勝ちし会場が大爆発した瞬間!そして、ベルトを手にし号泣するモレノと、勝利を称える前王者フィゲイレードの感動シーン!

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