【DEEP】KINGレイナが流血の激闘も、シングルマザー東陽子が執念の判定勝ち
DEEP事務局
『skyticket Presents DEEP 101 IMPACT~20th Anniversary~』
2021年6月20日(日)東京・ニューピアホール
▼セミファイナル(第7試合) DEEP JEWELS 64kg以下5分3R
●KINGレイナ(フリー)
判定0-3 ※三者とも28-29
〇東 陽子(リバーサルジム新宿Me,We)
レイナは昨年9月20日のDEEPで体重超過となり、減点2で試合を行い判定負け以来の試合。心機一転、現在はヴィーガン(菜食中心)となり昨日の前日計量も一発でパス。約9ヶ月ぶりとなる再起戦に臨む。
対する東は柔道で2002年全国高等学校選手権優勝、2003年フランスジュニア国際大会3位などの実績を持ち、2017年12月にパンクラスでプロデビュー。プロ戦績は5勝2敗。前戦は昨年12月にバンタム級で直DATEにフルマークの判定で快勝。パンクラス同級ランキングを1位に上げた。
1R、ローを蹴っていくレイナに対し東は右ストレートをカウンターで狙う。フックの東に対しレイナはストレートを伸ばして前進。組み合いとなると東のボディにヒザを入れる。ラウンド終盤はレイナが左右パンチでラッシュして終える。
2R、ローで東の足を止め、そこから前に出るレイナだが、東の指がサミングとなってしまい一時インターバルが取られる。
再開するとレイナは前進を強めジャブと右フックで東を襲う。東のパンチにはローを返すレイナだが、東はこの蹴りをキャッチしてテイクダウン。しかしレイナは金網を背に立ち上がり、投げを打って東から体を離す。打ち合いでは東がジャブ、左フックを当てて優勢。レイナはアゴが跳ね上がる。
3R、前に出た東がレイナを押し倒してテイクダウン。だがレイナは立ち上がり、東を金網に押し込む。ここは膠着となりレフェリーがブレーク。
試合は再び打撃戦となり、東の右ストレートがレイナをとらえる。これにレイナは右カーフキックで対抗。しかしパンチでは東が精度で上回り、左ジャブでレイナの口から出血を呼ぶ。両者ジャブは相打ちとなるが、東が的確に当てている。頭を振って右・左のスイングフックも繰り出す東は右フックをレイナに当てて終える。
判定は29-28、29-28、29-28の3-0で東。打撃戦を制して勝利した。
勝利した東は「試合前、結構舐めた口を叩いていたんですけど、負けたらどうしようって不安しかなくて、何とかものにしようと思って。自分はシングルマザーで息子と2人でRIZINや海外を目指して頑張っています。本当に応援してくださる方のおかげで毎日仕事、子育てに頑張れているので、これからも応援お願いします。KING選手、体重を落として来てくれてありがとうございました。KING選手強くて、DEEPは強い選手が多くて、この大会に出れたことを誇りに思います。本当にありがとうございました」とマイクで語り、息子とともにケージを後にした。
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