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【RIZIN】瀧澤謙太が薄氷の判定勝利、“今成ワールド”に翻弄されるもステップで逃げ切る

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2021/06/27(日)UP

空手仕込みの蹴り技も見せた瀧澤

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『Yogibo presents RIZIN.29』
2021年6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)

▼第10試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント1回戦
RIZIN MMAトーナメントルール:5分3R(61.0kg)

〇瀧澤謙太(フリー)
判定3-0
●今成正和(今成柔術/DEEP初代バンタム級王者/初)

リングに座り込み、組み付きを狙う今成

 今成は“足関十段”の異名を持つ足関節技の達人。独特のムーブで相手の足元に滑り込む“イマナリロール”は世界的な知名度を持つ。DEEPで2階級制覇を達成し、DREAMでも活躍した。直近の試合は昨年9月の根津優太戦で、根津の徹底したアウトボクシングに判定負けを喫した。

 対して瀧澤は空手をバックボーンとし、パンクラスを主戦場に戦うストライカー。RIZINには昨年9月にデビューし、金太郎に判定勝ち。しかし11月には扇久保博正、大晦日には佐々木憂流迦と強豪2人にいずれも判定負けを喫している。

 1R、リング中央に進み今成はプレッシャーを掛ける。警戒する瀧澤は右ストレートを当てるが、今成はすぐに座り込んで組みつきを狙う。瀧澤はこれに入っていかずレフェリーが立たせる。

足関節を狙う今成から逃げる瀧澤

 今成は両手を下げて瀧澤を誘う。瀧澤は警戒して攻めて出られず、レフェリーから両者に注意が出される。瀧澤は終了間際、右ストレートを当てて向かうが、今成も瀧澤の足を取ってテイクダウンせんとする。

 2R、今成は手を下げて瀧澤を誘い、グラウンドに回転して飛び込むイマナリロールから関節を取りに行くが、瀧澤は体を大きく離す。
 前に出る今成を瀧澤はサークリングでかわし続け、レフェリーから再び注意を受ける。再度のイマナリロールをかわし、瀧澤は後ろ回し蹴りも当たらず。パンチを被弾した今成はグラウンドに倒れて誘うが、瀧澤は逆にパウンドで攻める。

後ろ回し蹴りを浴びて倒れる今成

 3R、パンチから出て足に絡みついた今成はそこからアキレス腱固め、ヒールホールドと狙うが瀧澤に足を抜かれて逃げられる。
 今成は後ろ回し蹴りを浴びて倒れ、ローキックを打ち込んで誘うなどするが瀧澤は警戒を緩めず乗っていかない。それでも今成の左フックを浴びると逆に右ストレート、右フックと当てる。今成はここも倒れて誘うが、瀧澤が乗ってこないので立ち、距離を詰めてプレッシャーを掛け試合終了となる。

 判定3-0で勝利した瀧澤だが、「すみません、今成選手に勝つ方法がこれ以外見当たらなくて」と反省の弁を語るとブーイングも聞かれた。

▼この試合の動画

※全試合結果はこちら

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