【UFC】再起のバーンズが強豪トンプソンに勝利、PRIDEドン・フライvs.高山戦を彷彿とさせる激しい打ち合いも
WME-IMG
『UFC 264』
2021年7月11日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ
▼ウェルター級マッチ 5分3R
○ギルバート・バーンズ(ブラジル)
判定3-0 ※三者ともに29-28
●スティーブン・トンプソン(米国)
バーンズは同級2位で、11年の世界柔術選手権で優勝経験も持つブラジリアン柔術黒帯の寝技師。過去2年は負けなしの6連勝と波に乗っていたが、今年2月のウェルター級タイトル戦で、元チームメイトで王者のカマル・ウスマンに挑戦したが、TKO負けを喫した。今回が再起戦となる。
対するトンプソンは同級4位でUFC屈指の空手ストライカー。父親が空手道場を経営していたことから3歳から拳法空手を始めている。UFC王座獲得の経験はないものの、ウェルター級タイトル戦に2度挑戦している。MMA戦績は16勝4敗1分。
1R、両者オーソドックスの構え。中盤、バーンズが組みつきトンプソンをケージに押しこみながら、テイクダウン成功。バーンズがハーフの状態からパウンドを落とす。グランドコントロールしたバーンズがこのラウンドを取ったか。
2R、バーンズのタックルを警戒してか、遠目の距離をキープするトンプソン。対して、徐々にプレッシャーをかけ大振りのフックで前進するバーンズ。ラウンド残り時間わずか、バーンズがダブルレッグでテイクダウンに成功。ケージ際で押さえ込みながら、バーンズがパウンドを落とすと、トンプソンもこれにパンチで応戦。まるで、PRIDEのドン・フライvs.高山善廣戦を彷彿とさせる打ち合いだった。
3R、後のないトンプソンが距離を縮め、パンチ蹴りの連打でプレッシャーをかけながら、一発逆転のカウンター狙い。トンプソンの後回し蹴りがバーンズの側頭部にヒット。グラつくバーンズ。ピンチのバーンズだったが右のパンチで反撃。その後にテイクダウン成功。バーンズはサイドでトップコントロールし、ニーオンからパウンドを落とし続ける。試合残り数秒、バーンズはマウントを奪取し、怒涛の連打でタイムアップ。
結局、判定は三者ともに29-28でバーンズを支持。バーンズが強豪トンプソンを下した。バーンズは勝利者コメントで、ホルヘ・マスヴィダル、ネイト・ディアス、レオン・エドワーズらの名前を挙げ、3人へ対戦要求した。
▶︎次ページ【動画】は、PRIDEのドン・フライvs.高山善廣戦を彷彿とさせる激しい打ち合い!
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