【RISE】風音が延長で江幡睦に”下克上”の勝利、下馬評不利の声に「見たかボケーッ、勝ったやろ!」
RISEクリエーション
『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』
2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場
▼第11試合 RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 一回戦③ 3分3R延長1R
●江幡 睦(伊原道場/WKBA世界バンタム級王者)
延長判定1-2 ※9-10×2、10-9
○風音(TEAM TEPPEN/RISEスーパーフライ4位)
※本戦判定0-1(29-30、29-29、30-30)
江幡はWKBA世界バンタム級王者。双子の弟・塁とともにムエタイ最高峰のラジャダムナンスタジアム認定王座を目指す、新日本キックの看板選手。基本に忠実なスタイルで、繰り出す攻撃はいずれも高い攻撃力を有する。
昨年9月にはRIZINに参戦し、良星から2度のダウンを奪い勝利している。今回はRISE初参戦。
風音は、RISEスーパーフライ4位。プロキャリア前半は関西を中心に活躍し、19年3月にTEAM TEPPENに移籍。5連勝中で挑んだ昨年2月、大﨑一貴との一戦で敗れて連勝がストップ。今年2月には、1年ぶりの再起戦で強豪・HIROYUKIにダウンを奪って勝利している。
1R、ラウンド互いにオーソドックスの両者、ローキックの蹴り合いからはじまる。風音がパンチコンビネーションで前に出るも、江幡は左ミドルで迎撃、さらに右ストレートを狙う。ラウンド終盤、江幡の左ミドルからの左右フックがヒットしはじめる。
2R、江幡が右カーフを連打。風音もパンチ連打で前へ出る。風音が踏み込む右ストレートをヒットさせる。江幡は落ちついて距離を取り、ロー、ミドル。後半、風音がペースを上げ江幡の右ストレートに右オーバーフックをヒットさせる。江幡もダメージは無さそうなものの、風音のアグレッシブさが光る。
3R、江幡のローに合わせてすかさず風音が左右フックを繰り出す。風音の手数が増え始める。江幡も蹴り数を減らし、左右のストレートで前に詰め始める。ラスト1分、風音の右ロングフックがヒット。江幡もパンチ勝負に出るが、風音がうまくかわす。最後は風音が叫びながらラッシュ。
判定は29-29ドロー、30-29風音、30-30のドローで延長戦へ。
延長、江幡が接近し、左右のフックからの右ストレートを繰り出すとヒット。風音もフックを振り回すが、江幡のジャブに止められる。終始接近戦での打ち合いの中、江幡の右、ヒザがヒットする。風音の攻撃に慣れてきたか。
しかしラスト1分、風音の右フックがヒットしてゆく。風音ががむしゃらに前に出ると、江幡の左ミドルに合わせ右を何度もヒット。最後も風音が右フックをヒットさせ、ゴング。
判定は2−1で風音に軍配が上がる。風音が新日本キックの雄・江幡睦をがむしゃらファイトで下しトーナメント準決勝へ進出した。
風音は涙ぐむように感極まったようにマイクで「会長の作り上げてきたもので勝つって約束してきたから、しんでも勝ちたかったんで」とコメント。続けて「色々予想とか、全然知らないやつらに予想されて、俺がこの場にいるのおかしいみたいな。見たか、ボケーッ! 勝ったやろ!」と絶叫。
最後に「トーナメントの中でほんまに一番強いと思ってるのは政所仁なんで、その政所仁と僕ですごい作品を作り上げる予定なので、まだまだこんな所では止まりません」と友人でもある政所と勝ち上がると吠えた。
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