【ONE】“インドレスリング一家の三女”リトゥ、同級2位メン・ボーに番狂わせの判定勝利
ONE Championship
『ONE:EMPOWER』
9月3日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼総合格闘技 アトム級ワールドグランプリ
●メン・ボー(中国)
判定0-3
〇リトゥ・フォガット(インド)
メン・ボーはテコンドーを経て散打を学び、総合格闘技のプロデビュー戦では後のUFC王者ジャン・ウェイリーを破っている。打撃、そして気持ちの強さが持ち味。女子アトム級2位の実力者だ。
リトゥは映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つ、レスリング一家の三女。東京五輪への出場も期待されたが総合格闘技に転向し、インド人初の総合格闘技世界王者を目指している。
1R、リトゥは低空の片足タックルで向かうが、メン・ボーは対処して倒れない。続いてリトゥは金網に押し込むがメン・ボーはテイクダウンをこらえ切り、リトゥに消耗を呼ぶ。リトゥのタックルを切った後でメン・ボーは踏み込んでの右ストレートをヒット。さらにリトゥを打撃で襲う。
2R、リトゥの片足タックルで倒されたメン・ボーは下からの腕十字を狙うが極まらない。しかしリトゥはパスしてサイドポジションに。メン・ボーは四つん這いとなり立とうとするが、リトゥはそこを押さえてヒザを打ち込みグラウンドから逃さずパンチとヒザをまとめていく。
3R、リトゥは金網に押し込みメン・ボーをテイクダウン。サイドポジションで抑え、ヒジとヒザでボーを攻めて削る。リトゥの抑え込みから逃れられないメン・ボー。最後までメン・ボーを逃さずパンチを加えて終了した。
判定は3-0でリトゥ。トップランカーのメン・ボーを降す番狂わせを起こした。
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