【ONE】ストロー級絶対女王のション・ジンナンがV5達成、柔術世界王者ニコリニの寝技地獄を凌ぎ切る
ONE Championship
『ONE:EMPOWER』
9月3日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼女子ストロー級 世界タイトルマッチ
〇ション・ジンナン(中国)
判定3-0
●ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)
※ジンナンが5度目の防衛に成功
ジンナンはここ数年急速に発展する中国MMAを代表する女性ファイター。2014年にMMA(総合格闘技)プロデビューを果たし、ベースのボクシングを軸に破壊力ある打撃で多くのKOを見せ、2018年1月のONE初代世界ストロー王座決定戦で勝利し中国人初のMMA王者となった。今回が5度目の防衛戦となる。
対するニコリニはカポエラを経て柔術に進み、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)で8度世界チャンピオンとなった経歴の持ち主。ADCCでもタイトルを獲得しており、得意の寝技でジンナンを仕留めに掛かる。
1R、ニコリニは膝下に絡みつくようなタックルから胴体へ上がり、引き込んでグラウンドへ。だがここはジンナンが立ち上がる。ニコリニもすぐに立ってダッシュし、組みついて引き込むがジンナンはやはり立ち上がる。ジンナン飛び込んでのワンツーにニコリニはダウン。ジンナンはパウンドで追撃するが、距離を空けるとレフェリーがブレイクして立たせる。
2R、タックルに出るニコリニだがジンナンは引き足が速くとらえられない。劣勢のニコリニだが、遂にジンナンの脚をキャッチするのに成功し得意の足関を狙う。だが、これはジンナンが素早い察知と対処で無効化する。
3R、ジンナンが打撃のプレッシャーを掛けていく。ジンナンのミドルを手でさばき、ニコリニはダッシュして背後につく。ジンナンが向き合ってくるとニコリニは飛びついてクローズガードでとらえる。金網に押し込むジンナンだが、ニコリニはオモプラッタからフットチョーク、アームバーと仕掛けて終える。
4R、足への低いタックルと胴へのタックルを織り交ぜて向かうニコリニだが、いずれもジンナンに切られてしまう。組みのプレッシャーで前に出るニコリニ。ジンナンが振るって来るフックはアームブロックで弾く。
5Rもニコリニは組みつかんと距離を詰める。だがジンナンのパンチも間近から来るため、ブロックに追われなかなか組みに出れない。しかし強引に出たニコリニは胸を合わせて引き込むが、ジンナンは立ち上がって脱出。ニコリニはそれでも寝技に引き込まんとするが、ジンナンは鋭いヒット&アウェイを見せる。
判定は3-0でジンナン。5度目の防衛を成し遂げた。
▶︎次ページは【動画】ジンナンの強烈な右ストレートでニコリニがダウン!
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