【RISE】那須川天心、“ボクシング技術”で鈴木真彦を返り討ち、トーナメント優勝の風音との“同門マッチ”を示唆
RISEクリエーション
『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』
2021年9月23日(木・祝)横浜・ぴあアリーナMM
▼メインイベント(第14試合) Super Fight!バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
○那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者、初代RISE世界フェザー級王者、第6代RISEバンタム級王者)
判定3-0 ※3者ともに30-28
●鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
那須川は来年にはボクシングへ転向することを発表しており、今回を含め残り3戦を公言する中、RISE王者・鈴木を迎え撃つ。那須川は15年に開催された『BLADE FC CUP 2015 -55kgトーナメント』の1回戦で、鈴木を1R左フックでKOで下している。
鈴木はガンガン前に出て打ち合う攻撃的スタイルを武器にRISEで活躍するバンタム級王者。昨年11月に大阪で開催された『DEAD OR ALIVE -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~』に参戦したが、決勝戦で志朗に敗北し一度はチャンスを逃した。しかし那須川の対戦相手決めが難航する中で鈴木に白羽の矢が立った。
1R、サウスポーの那須川が鋭い右ジャブ。鈴木の右ローに右フックのカウンターを合わせる。鈴木の左ジャブに那須川は左フックから右ボディストレート。鈴木の右ストレートに左ハイキックを見せる。鈴木はリーチの長い右ストレート、右ミドルで遠距離からけん制。鈴木が踏み込んで放った右ストレートが浅く那須川の顔面を捉える。
2R、至近距離でパンチの交換。那須川が右ジャブを見せれば、鈴木も回転良く左右フックを見せる。鈴木の入り際の右ジャブ、左ロー。鈴木の右フックをボディワークでかわし、入り際に那須川が右フックをひっかける。終盤に鈴木の蹴りが那須川の下腹部に入り一時中断。那須川は外側に回りながら左ハイキックを浴びせる。
3R、開始早々左ストレートを直撃させる那須川。距離を詰め、鈴木の打ち終わりに左ボディ。鈴木のパンチをボディワークで空転させ左ストレート、前に出る鈴木に飛びヒザ蹴りを合わせる。鈴木は右ストレートを打ち込むも那須川はダッキングで回避。鈴木のパンチに那須川が左ミドルを合わせたところで試合終了のゴングが鳴った。
ジャッジの判定は3者とも30-28で那須川の勝利。那須川がパンチを軸にした危なげない試合運びで、鈴木を6年越しの返り討ちに果たした。
マイクを握った那須川は対戦相手の鈴木に「試合前は自分の中でもいろいろありましたが、試合を終えれば関係ないと思うので、相手が少ない中戦ってくれてありがとうございました」と、対戦相手に名乗りをあげた鈴木に感謝の言葉を述べた。
試合を振り返ると「僕はそろそろボクシングに転向します。キックの那須川天心を応援してくれるみなさんには残念かもしれませんが、今日は練習していたパンチを出して倒してやろうという気持ちが強すぎて、ちょっと空回りしちゃったんですけど、技術的にはいい物を見せられたんじゃないかと思います」と、転向を予告しているボクシングを意識した展開を見せたという。
セミファイナルでは同門の風音が、那須川がライバルと公言する志朗を破ってトーナメントを優勝。その勝利のリング上で、那須川との対戦を希望していた。那須川は風音のコメントに触れると「うちの風音がやりたいと言っていました。まだわからないですが、しっかり仕上げます。ストーリー的にやってもいいかなと思うので、皆さん期待してください」と、風音との対戦の可能性を残したコメントで大会を締めくくった。
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