TOP > 新着情報 > 試合結果個別

【ONE】クリスチャン・リーがまさかの王座陥落!互いにダウンを奪う大激闘の末、オク・レユンが新王者に

フォロー 友だち追加
2021/09/25(土)UP

クリスチャン・リー(左)が衝撃の王座陥落!©️ONE

ONE Championship
『ONE: REVOLUTION』
9月24日(金)シンガポール・インドアスタジアム

▼ライト級世界タイトルマッチ
●クリスチャン・リー(シンガポール・米国/王者)
判定0-3
〇オク・レユン(韓国/挑戦者)
※レユンが新王者に

オク・レユンの強烈な左ハイ!©️ONE

 格闘一家に生まれ育ったリーは15年12月にONEでプロデビュー。姉のアンジェラ・リーも現ONE世界王者(女子アトム級)であり、最強遺伝子を持つ22歳のファイターだ。19年5月に青木真也に1R TKO勝利を収め、ライト級王座を獲得した。爆発力のある打撃を武器とし、前戦ではティモフィ・ナシューヒンに73秒TKO勝利、現在6連勝中と絶対的な強さを見せている。

 対するレユンも現在4連勝中。長いリーチを活かした打撃で、今年4月のONEデビュー戦でいきなり元フェザー級王者のマラト・ガフロフに勝利。さらにそのわずか1週間後の大会では、元UFCライト級王者のエディ・アルバレスと対戦するとカウンターでダウンを奪い、大番狂わせの判定勝利を挙げた。

勝利者コールの瞬間、舌を出すオク・レユン©️ONE

 1R、リーは片膝をついたり立ったりと変わった動きを見せる。リーが右オーバーハンドからタックルでケージに押し込むとリフトして叩きつける。さらにレユンが立って逃げるとバックに回りこむ。腰に回ったリーのクラッチを外して向き直るレユン、その離れ際へリーが左フック。スタンドになるとリーがブラジリアンキックやスーパーマンパンチなど変則的な打撃を見せる。

 2R、インローのレユンに、リーはかかと落としも見せると、1Rと同じく右のパンチからタックル。しかしレユンは受け止めて倒れない。丁寧にローを出し、リーのパンチをしっかり見てかわすレユン。リーは手数が出ない。レユンの飛びヒザに合わせてリーがタックルで尻餅をつかせる。すると立って逃げるレユンのバックに飛びつきチョーク。ガッチリと入り極まったように見えたがレユンは何とか顔をずらして脱出に成功。向き直るとレユンがパンチで攻める。

連続の“大物食い”でONE世界王者のベルトを手にしたオク・レユン©️ONE

 3R、詰めてワンツーのレユン。しかしリーも右を返してタックル。するとスタンドでレユンの右カウンターが入りガクンとリーの腰が落ちる。リーはすぐ立つがレユンはそこを首相撲に捉えてヒザを連打。しかし何とか抜け出したリーが今度は逆に右カウンターを当てダウンを奪うと、倒れたレユンにダースチョークを仕掛ける。だがここでもレユンは抜け出す。スタンドになると互いに消耗したか手数が減るがレユンがボディを当てる。

 4R、ラウンド序盤は互いにあまり攻めず。リーの右が当たるがレユンは顔面にヒザを放つ。後半になるとレユンが前に出る。ケージにリーを詰めてパンチ、ヒザを混ぜた連打を浴びせる。

 5R、ジャブのダブル、ワンツーなどパンチのコンビネーションが冴えるレユン。リーはそのパンチをかいくぐってタックルに行くがテイクダウンには至らず。大きな動きなく迎えた終盤。リーの右ストレートでレユンがぐらつく。詰めるリー、しかしレユンも打ち返し、一進一退の中試合終了。判定は30でレユン。互いにダウンを奪う激闘の中、手数で上回ったレユンが新王者となった。

●編集部オススメ

・『ONE』9.24 試合結果速報=猿田洋祐 タイトル挑戦、ライト級王者クリスチャン・リー 防衛戦、内藤大樹 ムエタイ超強豪ペッダムと激突

・[その日の試合]猿田洋祐が3度目の決着戦で衝撃の初回KO負け、ストロー級王者パシオがV3

・[その日の試合]内藤大樹、対日本人無敗のムエタイ超強豪・ペッダムに「蹴り勝ち、日本人の強さを証明する」=9.24

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連記事

」をもっと見る
こんな記事も読まれています

TOP > 新着情報 > 試合結果個別