【UFC】“悪童”ニック・ディアスが復帰戦でTKO負け、“激闘派”ローラーが“殴り合い”を制し17年ぶりに雪辱を果たす
WME-IMG
『UFC 266』
2021年9月26日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ
▼ミドル級マッチ
●ニック・ディアス(アメリカ)
TKO 3R44秒 ※右フック
〇ロビー・ローラー(アメリカ)
“悪童”の愛称で愛されるディアスは、コナー・マクレガーと二度激闘を繰り広げたネイト・ディアスの兄で、ネイトと同じく好戦的な打撃と確かな柔術の技術が特徴のファイター。15年に行ったアンデウソン・シウバ戦の薬物検査でマリファナの陽性反応が検出され失格。5年間の出場停止処分を言い渡され今回が復帰初戦となる。
対するローラーは元UFCウェルター級世界王者。卓越したボクシング技術を持ち、“Rutuless(無慈悲)”のニックネームの通り、常に真っ向勝負で相手を壊しにいく激闘派ファイター。過去28勝中20試合をKOしているUFC屈指のKOマシーンだ。
2人は2004年のUFC47で対戦し、ニック・ディアスが2RにパンチでTKO勝利を収めている。実に17年ぶりの再戦はメインイベントでないにも関わらず注目度の高さから5Rで行われる。名勝負製造機として知られる二人だけに激戦が予想される。
試合3日前にディアス側の要望で急遽ウェルター級からミドル級に変更された一戦、ディアスは体が緩く、ローラーよりかなり大きく見える。
1R、いきなりジャンプしてのバックスピンキックを見せるディアスにローラーはすぐに詰めてパンチの連打。ディアスも打ち返すがローラーは攻め続ける。ディアスは伸びのあるワンツーやボディで反撃。ローラーはガードを固めて前に出るがかなりディアスのパンチをもらう。互いに何発もパンチが当たりながら引かずに手を出し続ける。
2R、前進するローラーに、下がりながらもパンチを出すディアス。ケージに詰めてフック、ヒザのローラーに、ディアスはアッパー、ストレートを混ぜたコンビネーションを当てる。ディアスは両手を前に出してローラーの手を掴むようにしてパンチを防ぐ。終盤はローラーがボディ、フックのコンビネーションを効かせて攻勢。
3R、すぐ前に出て打ち合う両者。スロースターターのローラーはエンジンがかかってきたかペースが上がる。ロー、フックを当てると下がるディアスをさらに追い左フック、さらに右フックを当てるとディアスが片膝を着いてダウン、そこへアッパーを当てるとディアスは仰向けに寝転がる。ローラーはグラウンドに行かずスタンドを要求する動作をして離れる。しかしディアスはそのまま立てず、レフリーが試合をストップし、ローラーがTKOで17年ぶりの再戦を制した。
▶︎次ページは【動画】悪童ディアスの激しい殴り合い!激闘の末、立ち上がれず、TKO負け
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