【UFC】フェザー級王者ヴォルカノフスキーが20連勝でV2達成!あわや一本のピンチを凌ぎオルテガを下す
WME-IMG
『UFC 266』
2021年9月26日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ
▼フェザー級タイトルマッチ
〇アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)
判定3-0 ※49-46、50-45、50-44
●ブライアン・オルテガ(アメリカ)
※ヴォルカノフスキーが2度目の防衛に成功
ヴォルカノフスキーは過去、矢地祐介、粕谷優介、廣田瑞人など日本のトップ選手を破っており、19年12月に前王者マックス・ホロウェイに判定勝利し、UFCフェザー級王座を戴冠。翌年のホロウェイとのダイレクトリマッチも制していた。
対すオルテガはヘナー・グレイシーの黒帯を巻きサブミッションを得意とするが、打撃ではカウンターの上手さも光る。デビュー以来14連勝と快進撃を続けていたが18年12月、マックス・ホロウェイに敗れキャリア初黒星を喫した。しかし次戦ではジョン・チャンソンを下し復活勝利。今回のタイトルマッチを掴んだ。
両者は当初、今年3月に対戦する予定だったが、ヴォルカノフスキーが新型コロナウイルス感染してしまい延期。肺炎や吐血など重い症状に苦しみながらも無事に回復し、2度目の防衛戦に挑む。
1R、まずはジャブで距離を測るオルテガに、ヴォルカノフスキーはインロー。徐々に圧を増すヴォルカノフスキーはオルテガがスイッチした瞬間にジャブを突き刺し顔を跳ね上げる。しかしオルテガも、ヴォルカノフスキーが蹴りを出し片足になったタイミングで左ジャブを当てる。
2R、インローで先制のヴォルカノフスキー、前に出て来たオルテガにアウトのローも合わせる。右、左、両方の構えから長いジャブを突くオルテガにヴォルカノフスキーは飛び込んで右。さらにワンツーを当てるとタックルも見せる。ラウンドが終わると何か会話があったか、両者コーナーに戻らず詰め寄って顔を突き合わせる。レフリーと両陣営が割って入り二人を分けた。
3R、
これでヴォルカノフスキーがバランスを崩して倒れると、すかさずオ
4R、オルテガがワンツーを返すと組み付いてテイクダウンに成功。立とうとするヴォルカノフスキーをダースチョークに捉えるがケージ際でスペースがなく極まらない。抜け出したヴォルカノフスキーはトップを取り返すと、下からの仕掛けを防ぎ強烈なパウンドを落とす。
5R、強いハイキックを出すオルテガも、ヴォルカノフスキーはガードしてジャブを的確に当てていく。オルテガはここに来てスピードのあるジャブ、ワンツーを飛ばす。ヴォルカノフスキーは組みに行くがすぐに離れる。
オルテガは試合終盤になるとさらに勢いを増しワンツーで前に出る。最後はオルテガが攻めて試合終了。判定は3-0でヴォルカノフスキー。致命的に思われたピンチを凌いで、王者が5Rに渡る激闘を制した。
▶︎次ページは【動画】一進一退の大激闘!オルテガの逆転の三角絞め、ヴォルカノフスキーの怒涛のパウンドラッシュ!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・[その日の試合]“美しき絶対女王”シェフチェンコが圧倒的な強さでV6、マーフィーをパウンド連打でTKO葬
・[その日の試合]“悪童”ニック・ディアスが復帰戦でTKO負け、“激闘派”ローラーが“殴り合い”を制し17年ぶりに雪辱を果たす
・[その日の試合]衝撃の15秒殺KO!右クロス一撃の失神ダウンに「全てが揃ったKOパンチ、レベルが違いすぎた」と驚愕の声
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!