【UFC】“美人柔術世界王者”ダーンが無念の判定負け、ロドリゲスとの激闘は大会ベストバウト賞に
WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス39』
2021年10月10日(日・日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼女子ストロー級マッチ
○マッケンジー・ダーン(米国)
判定0-3 ※三者共に46-49
●マリナ・ロドリゲス(ブラジル)
ダーンは、ブラジリアン柔術の世界選手権を2度制した実績を持ち、身長163㎝・53kgの体格で186cm・95kgのギャビ・ガルシアをグラップリングマッチで破ったことでも知られる“美しき柔術世界王者”。世界トップの寝技だけでなく、アグレッシブな打撃も彼女の武器。その美貌からも多くのファンを集める存在だ。
ダーンは前戦となる今年4月にニーナ・アンサロフを腕十字固めで初回一本勝ちし、現在4連勝と波にのる。
今回の対戦相手のロドリゲスはムエタイベースのストライカー。ランキングはダーンの下だが、ダーンがUFCで唯一黒星をつけられたアマンダ・ヒバスを今年1月にTKOで下している。
【動画】激闘直後の感動シーン、ダーンとロドリゲスが互いの健闘を称え抱き合う
1R、遠目の間合いの両者。相手の出方を伺いながら、お互い前蹴りやジャブを放つ。R中盤、左右のパンチを振り回しながらダーンが前進。組みつき、ロドリゲスを金網に押し付けながらテイクダウンを狙うが、ロドリゲスが回避。残り30秒、パンチの交差からロドリゲスが右フックをヒットさせる。
2R、ダーンが前進しながらパンチを振るい、右のオーバーハンドがロドリゲスの顔面にヒット!ダーンの崩れながらの強引に投げから、展開はダーンの得意なグラウンドに。サイドのダーンはニーオンからマウントを狙うが、ロドリゲスは下からチョークを仕掛けながら阻止。すると、ダーンはバックに回り、両足でロドリゲスの右腕をからめ取りアームバーごとく腕を伸ばすなど、次々と技を仕掛けていく。
残り30分、フルマウントを奪いパウンドを落とすダーン。このラウンドは完全にダーンが支配した内容となった。
3R、前のラウンドの体力消耗が大きいのか、ダーンの動きが雑に。大きなダメージはないものの、ガードが甘くロドリゲスの右フックやハイキックをもらう場面が増える。残り30秒、組み付くダーンだが、ロドリゲスが耐え、テイクダウンを奪えず。
4R、ダーンの疲労の様子が顕著に。ロドリゲスが、関節蹴り、前蹴り、ハイキックで距離を取り、ダーンが懐に入ろうとすると、左右フックのカウンターで当てていく。終盤、ロドリゲスが前進しながら左右フック、首相撲からのヒザ蹴りをヒットさせる。残り40秒、無理やり組み付くダーンにロドリゲスが投げ倒すが、ダーンが引き込むながらリバーサル、マウントを奪取し、上から鉄槌を落とし続け、ラウンド終了。
5R、関節蹴りと前蹴りでダーンに組みの距離を作らせないロドリゲス。長いリーチを利用しながらジャブやストレートなどの差し合いで優位に立つ。ロドリゲスがコツコツと精度の高いパンチを当てていく。
残り1分、ダーンが最後のテイクダウンを取りに組み付くが失敗。残り数秒、ロドリゲスが前蹴り、ヒザ蹴りを放ち、終了のブザー。
判定は3者ともに49-46で、ロドリゲスが勝利した。テイクダウンやグラウンドの展開で圧倒したダーンだったが、取ったのは2Rのみ。その他のラウンドは、打撃の有効打が圧倒的に多かったロドリゲスが取った形となった。試合は大会ベストバウト賞にあたる「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を受賞した。
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