【ONE】引退覚悟のアンディ・サワーが無念のTKO負け、元K-1王者対決は豪腕グレゴリアンに軍配
ONE Championship
『ONE: FIRST STRIKE』
10月15日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼キックボクシング フェザー級ワールドグランプリ
〇マラット・グレゴリアン (アルメニア)
TKO 2R2分26秒 ※左ストレート
●アンディ・サワー(オランダ)
グレゴリアンは-70kgで世界トップレベルの実力を誇る選手。2015年7月の『初代K-1 WORLD GP -70kg(現スーパー・ウェルター級)王座決定トーナメント』は3試合連続のKO勝ちで制覇。17-18年のKunlun Fightで開催された16人制の世界トーナメントでは、スーパーボーン・バンチャメーク(タイ)を1Rわずか29秒でマットに沈め優勝。
19年5月にライバル関係にあったシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)とGloryライト級王座決定戦を争い判定勝利を収め王座獲得。KO勝利で防衛後、ONEに戦場を移し昨年12月にKOデビューを果たした。
サワーは、現シュートボクシング世界スーパーウェルター級王者で、K-1 WORLD MAX 2005・2007世界王者でもあり、長く世界のトップに立っているキックボクサー。
数々のタイトルを持つベルトコレクターで、キックボクシング・ムエタイを合わせ、17度の世界王座を獲得している。ONEでは勝ち星に恵まれず、2018年、19年と2度参戦したが連敗。しかし昨年の12月、中国の世界王者ジャン・チャンユを相手に完勝、復帰を遂げた。このトーナメントでベルトを獲れなければ引退を宣言しているサワー。背水の陣で臨む。
1R、向き合うとグレゴリアンの方がかなり肩幅が大きい。思い切り右ストレートのサワー。しかし再び打っていったところにグレゴリアンがワンツー。これでサワーがダウン!グレゴリアンは立ったサワーをケージに詰めてアッパー、ボディなどパンチの連打。
サワーもその合間でパンチを返すが、グレゴリアンはしっかりガードを固めると強いパンチをコンビネーションで返す。ワンツー、アッパー、ボディからローも混ぜてグレゴリアンが攻勢、サワーはラウンドのほとんどをケージに詰められたまま過ごす。
2R、右ストレートのグレゴリアンにサワーはワンツー、ヒザ。1Rと同じくガードを固めて圧をかけていくグレゴリアン。サワーのガードの隙間へアッパーを突き上げる。スピードのあるパンチを飛ばすサワーだが重さではグレゴリアンが上か、ショートのアッパーからローへ繋いで前へ出る。そしてサワーがジャブを打ってきたタイミングにグレゴリアンは左ストレート。これがカウンターで入りダウンを奪う!
するとサワーは脚を痛めたか、座ったまま立ち上がれずにそのままレフリーがストップ。グレゴリアンが地力の違いを見せるKO勝利で元K-1王者対決を制した。
▶︎次ページは【動画】アンディ・サワーがダウン!グレゴリアンの強打を浴びる
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