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【ベラトール】元UFC王者ヘンダーソンが痛恨の3連敗、新鋭プリムスが得意の寝技で圧倒

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2021/10/17(日)UP

ベンヘンが痛恨の3連敗©️Bellator

Bellator MMA
『BELLATOR 268』
1017日(日・日本時間)米国アリゾナ州フェニックス 

▼ライト級マッチ
●ベンソン・ヘンダーソン(アメリカ)
判定0-3 ※28-29、27-30×2
〇ブレント・プリムス(アメリカ)

パウンドを落とすプリムス©️Bellator

 ヘンダーソンは元UFCライト級王者。無尽蔵のスタミナに加え、打撃、レスリング、サブミッション全てがハイレベルのオールラウンダー。だがここ2戦はいずれも敗れており、連敗脱出を期す。

 対するプリムスは10勝2敗の戦績で2つのTKOと6つの一本と、多彩なサブミッションを使った極めの強さが特徴。これまで喫した敗北は元ライト級王者マイケル・チャンドラーと19連勝中のイスラム・マメドフにのみでいずれも判定。

 1R、サウスポーのヘンダーソンにオーソドックスのプリムス。右のスイングフックを振り、奥足へのローを蹴っていくヘンダーソンにプリムスはストレート系のパンチで前に出るとケージ際で左フックを当てる。
 さらにタックルに来たヘンダーソンにギロチンを仕掛けるプリムス。ヘンダーソンがしのいで片足タックルをしかけると倒されつつも下からアームロックに捕える。クラッチを切って極めにかかるプリムスだがヘンダーソンは腕を伸ばして脱出する。

腕を極めにかかるプリムス©️Bellator

 2R、バックブローはプリムス。ヘンダーソンは左ハイやミドルと蹴りを多く使い始める。プリムスはプレッシャーをかけて左フックを当てるがヘンダーソンも左フック、左ボディを返す。
 やや強引にタックルに来たプリムスは切られても四つ組みに切り替えケージにヘンダーソンを押し込むと、脇差しからバックに回り、四つん這いになったヘンダーソンにおぶさるようにしてチョークを狙う。ヘンダーソンはプリムスを背負ったまま立ち上がると相手の片手を掴んでチョークを防ぐ。

 3R、前に来たプリムスにヘンダーソンは前手でフック、そして左のミドルを当てると左ストレート、これでプリムスは尻餅をつくがすぐに立つ。組に来たプリムスにギロチンを仕掛けるヘンダーソンだがプリムスは抜け出すと逆にギロチン。互いに上を取り合う目まぐるしいスクランブルとなる。
 トップポジションを奪ったのはプリムス。バックから4の字フックでガッチリ固めるとパウンドを落としつつチョークを狙う。ヘンダーソンは落ち着いてディフェンスするがバックからは抜け出せない。そのままの体勢で試合終了。グラウンドのポジショニングで圧倒したプリムスが元UFC王者を破る殊勲を挙げた。

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