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【ベラトール】ライトヘビー級王者ネムコフが貫禄の一本勝ちで防衛成功、9連勝アングリカスをアームロックで破る

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2021/10/17（日）UP

キムラロックを極めるネムコフ©️Bellator

Bellator MMA
『BELLATOR 268』
10月17日（日・日本時間）米国アリゾナ州フェニックス　

▼ライトヘビー級WGP準決勝＆タイトルマッチ
〇ワジム・ネムコフ（ロシア／王者）
一本　4R4分25秒　※キムラロック
●ジュリアス・アングリカス（リトアニア／挑戦者）
※ネムコフが王座防衛に成功

強烈な右を貰うネムコフ©️Bellator

　ライトヘビー級王者のネムコフはRIZINでも3戦の経験があるロシア人ファイター。サンボをベースとするが14勝のうち11KO（1サブミッション）というKO率の高さを誇る。グランプリ準々決勝ではフィル・デイビスを下し現在8連勝中と絶好調。

　対するアングリカスも現在9連勝中。キャリア10勝1敗を誇り、伸びのあるストレートとタックルでのテイクダウンを得意とする。

トップからヒジを落とすネムコフ©️Bellator

　1R、ジャブから左フック、ハイも見せるネムコフ。アングリカスもジャブを突き、ジャブの差し合いとなる。すると打ち合いからネムコフのアッパーにアングリカスの右ストレートがカウンターで入り、ネムコフのヒザがガクンと落ちる。しかしネムコフはすぐに立ちテイクダウンに成功。クローズドガードを取るアングリカスはパウンドを防ぐと立ち上がる。ワンツーを当てるのはネムコフ、ジャブを的確に当てて盛り返す。

　2R、ネムコフはステップを使って周りながら左を突き、ハイキックも混ぜる。そしてアングリカスが組みに来ると左脇を差した形から反り投げのような形で豪快にテイクダウン。インサイドガードからパウンドを落とす。トップポジションのままアングリカスをケージに押し込みパウンドのネムコフ、ヒジも当てアングリカスを防戦一方に追い込む。

タイトル防衛に成功し、WGP決勝進出を決めたネムコフ©️Bellator

　3R、ネムコフは左を飛ばすとアングリカスがパンチに来たタイミングにタックルを合わせテイクダウン。ハーフガードでガッチリ固めるとコツコツとパウンドを当てると、逃げて来たアングリカスの動きに合わせ腕十字。アングリカスは起き上がって腕を抜き逆にトップを取るが、ネムコフはすぐに立ち上がる。スタンドでバックに付いて再びネムコフがグラウンドに引きずり込む。ハーフガードを取ると、アングリカスのブリッジに合わせ下からまたも腕十字。アングリカスは上から体重をかけて腕を伸ばされないようにしのぐ。

4R、このラウンドもネムコフがパンチからタックルで早々にテイクダウンを奪う。パウンドを振ると、アングリカスの足をさばいてサイドポジションへ。しっかりとポジションをコントロールしつつアメリカーナの形でアームロックを狙う。為す術のないアングリカスは何とか逃げるもネムコフはすかさず逆の腕を捉えて今度はキムラの形でアームロックへ。アングリカスは諦めたようにタップし、ネムコフが王者の貫禄を見せて一本勝ち。アンダーソンの待つ決勝へと駒を進めた。

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