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【ONE】イランキック界の重鎮・アジズプールがハイキックでダウンを奪って判定勝利

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2021/10/29(金)UP

ハイキックを放つアジズプール©️ONE

ONE Championship
『ONE: NEXTGEN』
1029日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム

▼ヘビー級 キックボクシング
●アンデウソン・シウバ(ブラジル)
判定3-0
〇イラジ・アジズプール(イラン)

アジズプールの後回し蹴り!©️ONE

 シウバはキックで70戦以上の戦績を持ち、これまで欧州の団体、GLORYを主戦場にしてきた。MMAも経験しており、今年9月には柔術世界王者のマーカス・アルメイダと対戦し、敗れている。

 対するアジズプールは今回がONEデビュー戦。イランのキックボクシング界の重鎮と言われ、現ライトヘビー級王者のローマン・クリークリャを相手に1勝1敗の戦績を持つ。パワーを活かしたパンチやハイキックを得意とする。

右ストレートを放つアジズプール©️ONE

 1R、ローキックから入るシウバにアジズプールは左ジャブ、さらに前に出ると、左右のフックを打ってきたシウバの打ち終わりに左ハイを合わせてダウンを奪う。立った後もローを当てるアジズプール。シウバは左右のフックやワンツーを飛ばすがアジズプールは頭を下げて前進してくると左ミドルを返す。

 2R、ハイキック、バックブローも見せるアジズプール。シウバは近距離になるとパンチをまとめるが、アジズプールのハイキックに下がってしまう。大きく右のオーバーハンドを振って前に出るアジズプール、インローを効かせ、バックスピンキックも当てる。

勝利し喜びを爆発させるアジズプール©️ONE

 3R、ガードを固めるシウバ。アジズプールのハイキックをしっかり防ぐ。互いにあまり手数が出なくなる中、アジズプールが前に出てボディを打つと、シウバも左右のフックを返す。そしてまたもアジズプールの左ハイが当たりシウバが下がるが、アジズプールは詰められない。試合は判定となり1Rにダウンを奪ったアジズプールが30で勝利となった。

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