【ONE】“インドのレスリング一家”フォガットが女子世界GP決勝進出、欠場した平田樹の代替・オルシムをレスリングで圧倒
ONE Championship
『ONE: NEXTGEN』
10月29日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼アトム級 世界グランプリ 準決勝
〇リトゥ・フォガット(インド)
判定3-0
●ジェネリン・オルシム(フィリピン)
※フォガットが決勝進出
フォガットは映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つ、レスリング一家の三女。東京五輪への出場も期待されたが総合格闘技に転向、デビューからONEで戦い、これまでキャリア6勝1敗。今年9月のアトム級GP開幕戦では同級2位のメン・ボーを下して勝ち上がってきた。
対するオルシムはフィリピン出身、ストロー級世界王者、ジョシュア・パシオを始め多くの王者を輩出する名門、チーム・ラカイの選手。ONEでは5勝2敗。柔術的な寝技を得意とし、現在2連勝中。本来であれば今回はアトム級GPのリザーブマッチとしてジヒン・ラズワンと対戦予定だったが、平田樹の欠場によりチャンスをつかんだ形。
1R、長いワンツーはオルシム、フォガットはステップを踏んでタイミングを窺うとタックルでテイクダウン。下からクローズドガードを組んでサブミッションを狙うオルシム。フォガットは離れると、立ったオルシムをすぐに再びテイクダウン。今度は下から三角絞めを狙うオルシムだがフォガットは脱出する。
立ったオルシムはケージ際でタックルに来たフォガットにヒザを当てる。しかしフォガットはまたもテイクダウン、オルシムの三角絞めをしのいでサイドポジションを取る。オルシムは足を効かせてガードポジションに戻すが、ここでオルシムの蹴り上げがグラウンド状態のフォガットに当たり試合がストップ。再開後、互いにパンチを交錯させたところでゴングとなった。
2R、左右の蹴りで距離を取るオルシムだがフォガットはタックルに入ると抱え上げてテイクダウン。ガッチリ押さえ込むとコツコツとパウンドを落とす。オルシムは下から腕十字を仕掛けるが、フォガットは落ち着いて腕を抜く。オルシムの頭をケージに押し付けながらパウンドのフォガット。オルシムの下からの仕掛けをことごとく潰す。
3R、ワンツーのオルシムにフォガットも右ストレートを返す、そしてまたもタックル。サイドポジションを取ると顔面へヒジ、ヒザを当てる。オルシムはうつぶせになると立ち上がることに成功するがすぐにフォガットが倒してまたもサイドポジション。
逃げるオルシムは何とか立ち上がると今度はフォガットのテイクダウンを潰して逆に上になる、さらに逆転を狙ってバックから横三角絞めを仕掛けるがこれは決まらず、フォガットが脱出したところで試合終了となった。
判定は3-0。グラウンドでドミネイトしたフォガットがグランプリ決勝進出を決めた。
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