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【UFC】2mの長身ボルコフがリーチを活かした打撃で判定勝利。5連勝のティブラを下す

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2021/10/31(日)UP

リーチを活かしたパンチを打ち込むボルコフ©️UFC

WME-IMG
『UFC267』
2021年10月31日(日・日本時間)アラブ首長国連邦・アブダビ/エティハド・アリーナ

▼ヘビー級マッチ
〇アレクサンドル・ボルコフ(ロシア)
判定3-0 ※30-27×2、29-28
●マルチン・ティブラ(ポーランド)

 ボルコフはM-1 Globalとベラトールのヘビー級王座を獲得した空手ベースの豪腕ストライカーで、2mを超える長身から繰り出す破壊力のある打撃が武器。過去に元K-1戦士のマイティー・モー(米国)や元UFCヘビー級王者のファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)、アリスター・オーフレイム(オランダ)など日本でもおなじみの強豪からKO勝利を上げている。

 対するティブラもKOできる打撃を持ち、かつブラジリアン柔術仕込みのサブミッションもあるファイター。22勝のうち8KO・7一本と、立っても寝てもフィニッシュできる力を持ち、現在5連勝中と好調。

ボルコフのハイキック©️UFC

 1R、序盤から右、左のストレートはティブラ。ボルコフもショートのフックを返す。大きく踏み込んでストレートを飛ばすティブラは構えを何度なくスイッチすると、パンチからタックルも見せる。リーチを活かした長いワンツーはボルコフ。ティブラのタックルを潰してトップを取る。ティブラは下から組み付いてしのぐがボルコフは突き放すとヒジを落とす。

 2R、ワンツーで先制はボルコフ。ティブラはタックルに行くもボルコフの腰は重く倒せない。互いに前手を掴み合うような近距離の展開からボルコフはヒジを出す。ティブラはテイクダウン狙いからクリンチアッパーや離れ際のパンチなどを当てると、タックルのモーションからのオーバーハンドも入れる。距離を取るボルコフに詰めるティブラという構図。

 3R、互いにインロー。2ラウンドと同じくティブラが詰める。遠い距離からストレートのボルコフだがティブラはすかさずタックル。気合の声を発してワンツー、ボディストレートを当てるボルコフだが、ティブラの前進は止まらない。四つ組から払い腰をしかけるティブラだがすっぽ抜ける形となり、ボルコフがスタンドでバックに付く。すると離れ際にボルコフが左右の連打を当てる。一瞬ティブラが棒立ちとなるも、すぐに持ち直しまた前へと出る。下がるボルコフに追うティブラ。最後は打ち合いとなり互いにパンチが当たる中で終了のホーン。判定は3-0でボルコフ。的確にパンチを当てティブラを振り切った。

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