【UFC】女子ストロー級王者・ナマユナスが接戦を制して初防衛成功!ウェイリーのリベンジ許さず
WME-IMG
『UFC 268』
11月7日(日・日本時間)米国ニューヨーク州ニューヨーク/マディソン・スクエア・ガーデン
▼女子ストロー級タイトルマッチ
〇ローズ・ナマユナス(アメリカ/王者)
判定2-1 48-47、47-48、49-46
●ジャン・ウェイリー(中国/挑戦者)
※ナマユナスが初防衛に成功
王者ナマユナスはテコンドーや空手、柔術がバックボーン。父親が統合失調症という家庭に育ち、自らも精神不安定気味な幼少期を過ごしたが、そのことをオープンにする姿勢にも支持は多い。
鋭い打撃を得意とし、17年11月に5回の王座防衛を果たした”絶対王者”ヨアナ・イェンドジェイチェクを衝撃のTKO勝利で破り、王座奪取。5ヶ月後のリマッチでも返り打ちにした。
しかし19年5月、二度目の防衛戦でジェシカ・アンドラージにスラムで叩きつけられKO負け。一度は引退も示唆したが、昨年7月のリマッチで勝利して復活すると、今年4月のタイトルマッチでジャン・ウェイリーをハイキック一閃でKOし、再びストロー級のベルトを巻いた。今回は7か月の間を空けてのダイレクトリマッチとなる。
ウェイリーは少林拳や散打、ブラジリアン柔術をバックボーンに2013年に総合格闘技プロデビュー。17年には中国のMMA団体『Kunlun Fight』のストロー級王者となった。
18年8月にUFCデビューすると2連勝し19年8月に王座挑戦。1R42秒の秒殺勝利でストロー級王座を戴冠し、翌20年は初防衛にも成功。しかし今年4月ナマユナスに敗れて王座を失った。
1R、ウェイリーのローに合わせてワンツーのナマユナス、するとウェイリーは組み付いてテイクダウンに成功。足を効かせ、下から腕十字の動きも見せるナマユナスだがウェイリーは足をさばいてパウンドを狙う。ナマユナスは足で突き放して立ち上がる。ローを蹴ろうとした際ウェイリーがバランスを崩して尻餅をつくとナマユナスは詰めてパンチ、しかしウェイリーもすぐ立ってパンチを打ち返す。
2R、飛び込んで3発連打のウェイリー。右ストレートが交錯する。ローを多く蹴り始めたナマユナス。しかし距離が近づくとウェイリーの右カウンターがヒット。ナマユナスがぐらついて下がると、ウェイリーは詰めてテイクダウン。しかしナマユナスも立つと今度は逆にテイクダウンを奪う。
3R、近距離の打ち合いでナマユナスの左フックが当たりウェイリーが尻餅をつく。その後もナマユナスのコンパクトなワンツーがウェイリーの顔面を捉える。しかしウェイリーはタックルからバックを奪取し、さらにマウントへ。パウンドを落とすがここでラウンド終了。
4R、鋭いワンツーを放つナマユナス。ウェイリーも打ち返すとナマユナスの蹴り足を掴んで倒す。しかしナマユナスはすぐに立ちグラウンドの展開を許さない。ナマユナスのパンチに合わせ再びタックルはウェイリー。ナマユナスは切るがウェイリーは脇をくぐって3ラウンドと同じくバックを取る。
だがナマユナスは向き直りトップを奪取。ウェイリーもハーフガードから潜ってスイープを狙うがナマユナスはさせない。クローズドガードのウェイリーは随所で突き放そうとするがナマユナスは立たせず。
5R、飛び込んで縦ヒジはナマユナス。距離を窺う中、ワンツーから見事なタックルを決めてウェイリーをテイクダウンする。
足関節狙いを潰して押さえつけるナマユナス、パウンドを落としつつ時折立ち上がってパスガードを狙う。ウェイリーは下から蹴り上げ、ヒジも使うがグラウンドで下の状態が続く。
ナマユナスが立って猪木アリ状態となるもウェイリーは立たず、最後もナマユナスが飛び込みクローズドガードとなったところで試合終了となった。判定は2-1と割れ、勝者はナマユナス。ハイレベルな接戦を制して王座防衛を果たした。
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