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【UFC】ヴェラが前蹴りで鮮烈KO勝利 元ライト級王者エドガーを下す

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2021/11/07(日)UP

ヴェラが前蹴りで鮮烈KO勝利(©Getty Images/UFC)

WME-IMG
『UFC 268』
117日(日・日本時間)米国ニューヨーク州ニューヨーク/マディソン・スクエア・ガーデン

▼バンタム級マッチ
●フランキー・エドガー(アメリカ)
KO 3R3分50秒 ※右顔面への前蹴り
〇マルロン・ヴェラ(エクアドル)

ヴェラのヒザ蹴り!(©Getty Images/UFC)

 元ライト級王者のエドガーは5Rを通して常に動き続ける強靭なスタミナを持ちオールラウンダー。ライト級からフェザー級に転向し3度タイトルマッチ(1度は暫定王座決定戦)のチャンスを得るも戴冠ならず。昨年8月、バンタム級転向初戦ではランキング5位のペドロ・ムニョスに判定勝ちも今年2月にはコーリー・サンドヘイゲンに飛びヒザでKO負け。3度の防衛を果たした元ライト級王者もここ5戦では2勝3敗と苦しい状況。なんとしても勝利が欲しい1戦だ。

 対するヴェラはリアリティ番組『ジ・アルティメット・ファイター』出身のファイター。柔術茶帯で多彩なサブミッションを持ち、8つの一本勝利は5種類の技で極めている。また1Rフィニッシュ7回、これまで4度のパフォーマンスボーナスを獲得している。

 1R、ステップを踏みながら左右のパンチを振って前へ出るエドガー。ヴェラはケージ中央を取ってプレッシャーをかけながらワンツーを飛ばす。エドガーはパンチからダブルレッグをしかけてテイクダウンに成功。ギロチンを仕掛けつつクローズドガードを取るヴェラへヒジ、パウンドを落としていく。ヴェラは下からエルボーを返しつつハイガードを組んでサブミッションを狙うがエドガーのベースが良く仕掛けられない。立って足をさばこうとするエドガーに下からかかとで顔面を蹴るヴェラ。エドガーがトップキープしたままラウンド終了。

 2R、ヴェラのローを掴もうとするエドガー、前へ出て左右のフックも当てる。パンチでエドガーが飛び込むとヴェラはヒザ、そしてエドガーはそれを掴んでテイクダウンする。下から腕十字のヴェラもエドガーはすぐに腕を抜きまたもトップからパウンドを落とす。足をさばいてパスガードを狙うエドガーだがヴェラは後転するような動きから立つ。首相撲からヒザを突き上げるヴェラ、プレッシャーを強めると前蹴り、そしてヒジを当てる。ラウンド終了すると互いに詰め寄り、レフリーを挟んで顔を突き合わせる。

 3R、ジャブ、前蹴りと長い攻撃のヴェラ。エドガーはヴェラのプレッシャーに圧されなかなか懐へ飛び込めない。片足タックルへ行くエドガーだがヴェラは切る。ボディから右ストレートのエドガー、ヴェラはその打ち終わりへ右ストレートを返す。ヴェラのローを掴んでタックルのエドガー、スタンドでバックに付くがヴェラは向き直る。プレッシャーをかけ続けるヴェラ、そしてケージ際へ詰めるとジャブから右の顔面前蹴り! エドガーが前へ崩れ落ちるようにダウンするとすぐにレフリーが割って入り、ヴェラがレジェンド相手に鮮やかなKO勝利を収めた。

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