【UFC】絶対王者ウスマンがコビントンとの再戦を制し5度目の防衛成功!2RにはKO寸前に追い込む
WME-IMG
『UFC 268』
11月7日(日・日本時間)米国ニューヨーク州ニューヨーク/マディソン・スクエア・ガーデン
▼ウェルター級タイトルマッチ
〇カマル・ウスマン(ナイジェリア/王者)
判定3-0 ※48-47×2、49-46
●コルビー・コビントン(アメリカ/挑戦者)
※ウスマンが5度目の防衛に成功
ウスマンはUFC史上初のアフリカ出身王者で現在4度の防衛に成功している。現在18連勝中。UFCでも13戦全勝と無敵の強さを誇り、パウンド・フォー・パウンドランキングでも1位の絶対王者だ。打撃、寝技、テイクダウンと全局面で強さを見せ、前戦では悪童ホルヘ・マスヴィダルを右ストレート一発の衝撃的な失神KOで下している。
対するコビントンは元ウェルター級暫定王者で、こちらも打撃・寝技の両方で強さを見せるオールラウンドファイター。18年6月のウェルター級暫定王座決定戦でハファエル・ドス・アンジョスを判定で下し、暫定王者のベルトを手にしたが、負傷により王座統一戦を欠場し、暫定王座を剥奪された。
両者は19年12月のタイトル戦で激突。5Rの激闘の末、ウスマンがストレートからパウンド連打でTKO勝利し防衛に成功している。
1R、シングルレッグで飛び込むコビントンをウスマンは巴投げのように後転しながら投げ上を取る。
コビントンは立ってスタンドへ戻すとアッパーを振っていく。タイミングを見て飛び込むコビントンにタックルを合わせるウスマン。尻餅をつかせるがコビントンはすぐ立つ。
2R、コビントンが左フックへ来たところへ、ウスマンがカウンターで左フック!コビントンはつんのめるように前へダウンするがすぐ立つ、しかし立ったところへウスマンはさらに左フック。これで再びコビントンがダウン、ウスマンはタックルに来たコビントンをがぶって亀の状態にするとボディへパウンドを連打するとここでブザー。
3R、ストレートからタックルのコビントン。ウスマンはがぶると顔へ細かいパウンド。近距離でパンチのやり取りになるとしっかり頭を振ってかわすウスマン、コビントンはそれでも思い切りパンチを振る。タックルからスタンドでバックに付いたコビントン。向き直ったウスマンへヒザを飛ばす。
4R、左ストレート、アッパーはコビントン、右フックを当てるがウスマンは止まらない。丁寧にジャブを突いてワンツーを飛ばすとボディも当ててコビントンを下がらせる。しかしコビントンが右ミドルを当てるとウスマンが下がる。追ってパンチのコビントンだがウスマンはすぐにパンチを返す。コビントンはタックルへ行くもウスマンは受け止めて防ぐ。ラウンド終了間際、コビントンの左フックが当たりウスマンがぐらつくがここでブザー。
5R、前手を伸ばして距離を測りワンツーはコビントン。ウスマンは変わらずジャブ。ウスマンはアッパーから左ストレート。しかしコビントンもアッパーを当てる。打ち合いからコビントンがタックルへ行くもウスマンは切る。
ボディも入れて上下に打ち分けるウスマン。コビントンがハイキックを出すとウスマンはバランスを崩し尻餅をつく。そこへコビントンはタックル。だがウスマンは差し返して防ぐ。
プレッシャーを強めるウスマンだがリードの前手がアイポークとなり中断。再開後、左ミドルはコビントン。ウスマンもミドルを返す。最後はコビントンがジャブを伸ばしたところで試合終了。
判定は3-0でウスマン。前回同様の打撃戦を、そのタフさと的確な打撃で制し、5度目の防衛に成功した。
試合後マイクを持ったウスマンは「色んなトラッシュトークが流れて来たが、それも今日で終わりだ。コルビー・コビントンは本当に強い男だった。この男と戦うには全力を尽くさないといけなかった。誰かとオクタゴンをシェアすると必ず終わった後は尊敬の心が生まれる。彼のコーチに、彼のテクニック、全てに尊敬を持っている」と2度の激闘を演じた挑戦者をたたえた。
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