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【RIZIN】竿本樹生が判定勝利で13連勝、GRACHAN王者・松場貴志との接戦を制す

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2021/11/28(日)UP

顔面にパンチをヒットさせる竿本(左)

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN TRIGGER 1st』
11月28日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール

▼第9試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)
〇竿本樹生(BRAVE)
判定2-1
●松場貴志(パラエストラ加古川)

 竿本は宮田和幸が主宰するBRAVE GYM所属で現ZSTフライ級王者。宮田仕込みのレスリング力と常に動き続けるスタミナを武器に現在12連勝中と5年間負け知らず。RIZINでも中村優作、北方大地と田団体のチャンピオンクラスを立て続けに破っており、今回もGRACHAN王者との対決となった。

 対する松場もレスリングをベースに持ち、アマ13勝1敗の成績でプロデビュー。18年9月にGRAHCANフライ級王者となった。今回がRIZIN初参戦となる。

 1R、互いにサウスポー、ローを飛ばす松場。竿本はそれにタックルを合わせるが松場は切る。飛び込んでパンチを放つ竿本だが松場はそこへ引っかけるようなフック。細かくフェイントを出し合う両者。
 真っすぐのパンチで組み立てる松場に、竿本はボディも混ぜて上下に散らす。後半竿本が前へ出て左右のフック、顔面を捉えるが松場はすぐパンチを返す。そして竿本がパンチへ来たところへ松場がドンピシャでタックルを合わせるが、竿本は驚異の腰の強さを見せ、投げ捨てるようにして返す。

 2R、スイッチしながらパンチのタイミングを狙う竿本、松場は直立した構えでジャブ、ストレートで攻める。スイングフックを当てる竿本だが松場のペースは変わらず、逆にハイキックを返す。ほぼボクシングの展開の中、互いになかなか入っていけない。

 3R、アッパーからストレートのコンビネーションは竿本、松場はパンチからタックルも見せるが竿本は切る。しかし竿本が再びパンチに来たところをかいくぐって松場が再びタックル。ヒザを着かせてバックへ回ろうとするが竿本は向き直ると逆にタックルでケージに押し込む。松場も倒されずスタンドへ。

 ジャブで距離を測りながらパンチは松場、竿本は近距離でボディ、アッパーを振る。終盤、パンチを振って前へ来るのは竿本、しかし松場もパンチを合わせる。互いに動き続けたまま15分間が終了。判定は1票ずつ両者に入り、最後の1票は竿本。思わぬ接戦となったが、竿本が連勝を13に伸ばした。

※全試合結果はこちら

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