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【ベラトール】元UFCファイターのケネディがレスリング力で上回り、空手&柔術黒帯のサンチェスに勝利

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2021/12/04(土)UP

Bellator MMA
『BELLATOR 272』
12月4日(土・日本時間)米国モヒガンサンアリーナ

▼フェザー級
●エマニュエル・サンチェス(アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
〇ジェレミー・ケネディ(カナダ)

 サンチェスは20勝6敗、空手とブラジリアン柔術で共に黒帯を持つ。これまで8つの一本勝ちを持つほか、スタンドでの打撃やパウンドでも戦えるオールラウンドファイター。飛びつき三角絞めや、下の状態から両手でのパウンドなど派手な動きも特徴的。ここ2戦は元2階級制覇王者のパトシリオ・ピットブル、デンマークのマッズ・バーネルを相手にキャリア初の連敗を喫しており再起を狙う。

 対するケネディは元UFCファイターで、現UFCフェザー級王者のヴォルカノフスキーとも対戦経験を持つ。ボクシングと柔術をベースとし、16勝のうち6つのKOと2つの一本勝利がある、こちらもオールラウンダーだ。

 1R、ワンツーで前へ出るサンチェスにケネディはタックルを合わせる。ケージに押し込んでテイクダウンを狙うケネディはリフトしてサンチェスをマットに叩きつけトップを取ることに成功。
 サンチェスはケージに背中を預けて立ち上がるが、ケネディは押し込むとシングルレッグでまたもテイクダウン。するとサンチェスは下から三角絞め、サンチェスは胸を張って防ぐ。

 2R、ローキックからタックルに行くサンチェス、ケージへ相手を押し込むが、ケネディはサンチェスの腕を巻き込むようにして投げてトップを奪取。立つサンチェスだがケネディは逃がさずにリフトして再びテイクダウン。さらにパスガードからバックを奪う。
 チョークを狙うケネディだがサンチェスはポジションをずらしてバックから脱出する。

 3R、ペースを上げて来たサンチェスはワンツー、ローで前へ出る。しかしそこへタックルを合わせるケネディ。テイクダウンから逃げて来たサンチェスのバックへと回る。4の字ロックを組んでバックをキープしてパウンドを打つケネディ。サンチェスは防戦一方となるが、何とか脱出し向き直ると逆転を狙ってギロチン。
 しかしケネディはケージへサンチェスを押し込んで防御するとパウンドを連打して試合を終えた。判定は30でケネディ。レスリング力で上回り文句なしの勝利を手にした。

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