【ONE】ムエタイ超強豪・シッティチャイが欧州強豪キリアに圧勝、WGP決勝でアラゾフと激突
ONE Championship
『ONE: ONLY THE BRAVE』
2022年1月28日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼フェザー級 キックボクシング・ワールドGP準決勝
〇シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
判定3-0
●ダビッド・キリア(グルジア)
※シッティチャイが決勝進出
優勝者が王者・スーパーボンへの挑戦権を手にするフェザー級ワールドグランプリ。
シッティチャイは14年にルンピニースタジアムで王座を獲得するなどムエタイで実績を築き、キックボクシングでも16年にGLORY世界ライト級王座を奪取、6度もの防衛を果たした強豪。前戦では13連勝中、4年間負けなしだったタイフン・オズカンに競り勝ち準決勝へと上がってきた。
対するキリアは12年にGLORYで行われた世界ミドル級スラムトーナメントに出場したが、準決勝でペトロシアンに判定負け。しかし、その後は14年3月にGLORY世界ライト級王座を獲得、19年にはクンルンファイトの世界トーナメント制覇などの輝かしい実績を残し、21年2月にONE参戦。初戦でペトロシアンとの再戦となりまたも敗れるが、次戦では現役の警察官のドイツ人ファイター・ケールをKOで下しONE初勝利を挙げた。
1R、サウスポーのシッティチャイに、オーソドックスはキリア。ジャブと前蹴り、ミドルで組み立てるシッティチャイに対しキリアはしっかりガードを上げてジリジリ詰めていく。だがジャブからの蹴り、ジャブからの左ストレートというシッティチャイの攻撃パターンをキリアは崩せない。
2Rもシッティチャイはジャブと蹴りを中心に遠い距離で戦う。キリアもワンツーやローを飛ばすがシッティチャイの戻りが速く当たらない。近づいてはボディへのヒザも見せるシッティチャイは手数で圧倒。機械のように正確な距離設定を保ち、ほとんど一方的に攻撃を当てる。そしてラウンド終了間際、キリアが詰めて来たところへシッティチャイが左ハイ。これがテンプルを捉えダウンを奪う。立ったところでゴングとなった。
3R、ペースは依然シッティチャイのまま。キリアを入らせず、ジャブを起点にして蹴り、ストレート、ヒザとキリアを攻め続ける。なかなか手数が出ないキリアは前蹴り、ローを放つが当たらない。最後は流し始めたシッティチャイ、余裕の表れか飛び蹴りも見せる。判定は3-0でシッティチャイ。圧倒的なテクニックでシッティチャイが勝利し、アラゾフの待つ決勝戦へと進んだ。
▶︎次ページは【動画】ムエタイ超強豪・シッティチャイ、芸術的な左ハイキックが炸裂!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【ONE】全試合結果=2022年1月28日(箕輪ひろば、和田竜光、手塚裕之出場)
・【テレビ・配信】1.28『ONE』フェザー級キック世界GP準決勝、箕輪ひろば・和田竜光・手塚裕之ら参戦=生中継、配信情報
・【ONE】”日本人を潰しに来ている!?”今夜、手塚、和田、箕輪らが“試練の一番”に出陣!日の丸戦士は“世界”で勝てるのか=1.28
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!