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【ONE】緊急参戦の山口芽生が悔しい3連敗、果敢な攻めもマレーシア新鋭に手数で敗れる

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2022/02/11(金)UP

山口芽生が判定でマレーシア新鋭に敗れ3連敗

ONE Championship
『ONE: BAD BLOOD』
2022年2月11日(金)シンガポール・インドアスタジアム

▼キャッチウェイト(53.5kg)
●山口芽生(日本)
判定0-3
○ジヒン・ラズワン(マレーシア)

【フォト&動画】山口の右オーバーハンドがラズワンの顔面にヒットした瞬間

ローで攻めるラズワン(c)ONE

 山口は日本の女子格闘技を牽引するベテランファイター。15年3月に『DEEP JEWELS』でアトム級王座を獲得し、16年からONEに参戦。2度の女子アトム級王者アンジェラ・リーへの挑戦経験を持つが、いまだベルト獲得には至っていない。
 20年2月、昨年9月と判定で敗れ2連敗中、今回再起をかける。

 対するラズワンはマレーシア出身で次世代の新鋭として人気を博している。6勝2敗の戦績を持ち、前戦となる20年12月にはビー・ニューイェンに判定勝ちを収めた。
ラズワンは当初、ジェネリン・オルシムと戦う予定だったが、オルシムが負傷のために欠場。山口に急遽、白羽の矢が立った。

山口が右のオーバーハンドをヒットさせる(c)ONE

 1R序盤、山口がジワジワと圧力。それに対し、ラズワンがパンチのワンツーやインローを出し続ける。
中盤、山口が蹴り足をキャッチしテイクダウンに成功。ハーフガードの状態で上手くトップコントロールしながらパウンドを落とし続ける。山口が残り30秒にフロントチョークを仕掛けるが失敗。

 2R、ラズワンがリーチ差を生かし、コツコツとパンチを山口の顔面に当てるが、山口の踏み込んだ右オーバーハンドがラズワンの顔面にクリーンヒット!
 山口は組んで倒そうとするが、ラズワンに押し返される。組み合いの展開から山口が片足タックルからテイクダウンするも、ラズワンにすぐに立たれる。残り1分、山口がケージレスリングから倒そうとするが、ラズワンがしのぐ。

下からチュークで攻めるラズワン(c)ONE

 3R中盤、山口が片足タックルからテイクダウン成功。ラズワンが下から三角絞めの仕掛け、それを山口が潰すが、ラズワンがその隙を狙い立ち上がる。残り1分はラズワンが組みながらコツコツとパンチを山口の顔面を当てていく。山口は最後まであきらめずテイクダウンを狙ったが、倒すことができず、タイムアップ。

 判定は3-0でラズワンが勝利。山口がテイクダウンを奪い試合を作った様に見えたが、ラズワンの手数を取った判定内容となった。山口は悔しい3連敗。判定のコールを聞いた山口が首を傾げながら苦笑する表情が印象的だった。

▶︎次ページは【フォト&動画】山口の右オーバーハンドがラズワンの顔面にヒットした瞬間

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