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【Krush】寧仁太・アリが延長スプリットの大激闘を制し王座奪取「何度もやばいと思った」 松岡力は初防衛ならず

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2022/02/20(日)UP

寧仁太・アリ(右)が延長スプリットの大激闘を制し、松岡から王座を奪取した

Krush実行委員会
『Krush.134』
2022年2月20日(日)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第2試合(第10試合) Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●松岡力(王者/K-1ジム五反田チームキングス)
延長判定1-2 ※10-9、9-10×2
◯寧仁太・アリ(挑戦者/K-1ジム総本部チームペガサス)
※寧仁太が第10代王座に就く。松岡は初防衛に失敗

【動画】大激闘の3R、寧仁太がハイキックが炸裂!松岡のフックも炸裂でダウン寸前に

ハイキックを蹴る寧仁太

 松岡は昨年4月に加藤虎於奈に勝利して王座を獲得。9月K-1で安保瑠輝也に敗れたものの、気迫あふれるファイトで会場を沸かせた。今回が初防衛戦となる。

 対する寧仁太は2019年8月にプロデビューし、そこから4連勝。9月K-1横浜アリーナ大会でのK-1ウェルター級王座決定トーナメントでは準決勝まで勝ち進むも、野杁正明の強烈なボディ攻めでマットに沈んだ。プロ初黒星からの再起戦で松岡の持つKrush王座に挑む形となる。

寧仁太の左ストレートに松岡がのけぞる

 1R、長身の寧仁太が右ローを蹴ると、松岡は左のインローを返す。中盤、右ミドルを交換する両者。松岡がバックスピンキックを放つなど攻めの姿勢。

 2Rには圧力をかける松岡が、左右のローを多用。さらに松岡が左アッパーからの右ストレート、フックで攻めると寧仁太はカウンターの右ストレート狙い。スリリングなラウンドとなった。

松岡がキックを蹴り込む

 3R、松岡が距離を詰めて、打ち合いを仕掛けるが、寧仁太が右フックから右ハイキックをクリーンヒットさせ松岡が一瞬ぐらつく。中盤からパンチラッシュを仕掛ける松岡。終盤には松岡の左フックで寧仁太がぐらつきロープまで下がる場面もあったが、判定は1-1となり、延長戦へ突入する。

 延長R、松岡の蹴りがローブローとなり時間が取られる。再開後、松岡が右ローを連続ヒット、右ミドルを放つ。寧仁太はノーモーションの右ストレートをヒット。若干怯んだ松岡だが左右のフック、右ストレートでコーナーに寧仁太を詰める。ガードを固める寧仁太も落ち着いて右ローを放ち、終了のゴングが鳴った。

ベルトを巻いた寧仁太

 緊張感のある中、ジャッジの集計が読み上げられる。1者が松岡に付けたが、2者が何と寧仁太を支持。寧仁太がプロ8戦目で悲願の王座を戴冠した。

 ベルトを巻いた寧仁太は「試合後に話すことは考える余裕はなくて考えていませんでした。何度もやばいかなと思ったけど、ベルトを獲れたのは皆さんのおかげです」と感謝を述べる。

寧仁太とラウンドガールが並ぶ

 さらに、同門で軍司泰斗をはじめ多くの王者が誕生していたため「プレッシャーがやばくて、どうなるかと思った」との心境を告白し、「自分の信じてやっていれば、願いは叶うのでそれを見せられた。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」と集まったファンに語りかけた。

 これでK-1ジム総本部チームペガサスは4人目の王者が誕生。王者となった寧仁太の今後の戦いに期待したい。

※全試合結果はこちら

▶︎次のページは【動画】大激闘の3R、寧仁太がハイキックが炸裂!松岡のフックも炸裂でダウン寸前に

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