【K-1】金子晃大がリベンジ戴冠、玖村将史からダウンを奪う激闘に「この2年間ひたすら努力した」
血まみれになりながらも激闘を制した金子
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント～』
2022年2月27日（⽇）東京体育館
▼第20試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
◯金子晃大（日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）
判定2-0 ※29-28×2、28-28
●玖村将史（日本/K-1ジム五反田チームキングス）
※金子が新王者に
玖村（右）も卓越したパンチテクニックで有効打を与えつづけた
前王者・武居由樹がプロボクシングに転向しこの王座を返上したことで行われる8名によるワンデートーナメント決勝戦。
前評判通り、優勝候補の玖村と金子が決勝で対決。
玖村は1回戦で鬼山桃太朗を三日月蹴りで、準決勝では佐々木洵樹を左フックでいずれもKO。
一方の金子も1回戦で黒田勇斗、準決勝で璃明武をいずれもKOと、両者ともに2連続KOという圧倒的な強さを見せ勝ち上がった。
気迫の表情で打たれても打ち返し続ける金子
1R、いきなり互いに近距離での打撃戦。玖村の左フック、左ボディがヒットし、金子はパンチ主体ながら右カーフキックをおり交ぜる。
後半、金子の手数が落ちた所へ、玖村の右フックが入り、右ローではバランスを崩す金子。チャンスとばかりに飛びヒザをヒットさせ、バックブローも放つ玖村。さらに右クロスと攻め続ける。
2R、ダウンを喫し悔しい表情がにじむ玖村
2R、金子が意を決したかのように左右のローの連打から、突如踏み込んでのワンツーをヒットさせる。動きの止まった玖村に、金子の追い打ちの左フックで玖村がダウンする。
立ち上がった玖村に金子が再び左右のローを蹴りまくり、右ストレート被弾する玖村だったが、回復したか、左右のフックが再び入りはじめ、飛びヒザもヒットさせる。
終始息をもつかせぬスピードファイトを展開した金子（右）
3R、序盤、金子が攻めるが、ポイントを取られている玖村が、鬼神の表情で左ボディを入れては右ストレートをヒットさせる。金子の顔が何度も流れ、さらにボディでくの字に。
玖村の右フックが何度も入るが、金子は反撃も最後は玖村がバックブローからのヒザでアグレッシブに攻め、ここでゴング。
判定は1者が28-28ドロー、2者が29-28。金子が玖村に2年前のリベンジを達成し、第3代王座に就いた。
金子はマイクで「今日決勝でやった玖村君、2年前にちょうど負けてて、そこからめちゃくちゃ練習して。やっと決勝という舞台で戦う事が出来て。負けを経験させてくれて、この2年間ひたすら本当に努力させてくれ、そういう思いをさせてくれ、本気で自分に向かい合えた」と玖村に感謝の思いを述べる。
続けて「僕は熱い試合をするしかできないんですけど、一つ一つできることを努力したいと思うし。会場の人やABEMAで見てる人に届けることができれば」とチャンピオンになっての抱負を述べた。
▶︎次のページは【動画】金子が怒涛の連打で玖村からダウンを奪う瞬間
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