【UFC】悪童対決はコビントンに軍配!圧倒的なレスリングでマスヴィダルに快勝
WME-IMG
『UFC 272』
2022年3月6日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス /T-Mobileアリーナ
▼ウェルター級
○コルビー・コビントン(米国)
判定3-0 ※49-46、50-44、50-45
●ホルヘ・マスヴィダル(米国)
コビントンは元ウェルター級暫定王者で、打撃・寝技の両方で強さを見せるオールラウンドファイター。昨年11月に王者カマル・ウスマンに2度目のタイトル挑戦をしたが、判定で敗れ王座奪還とはならなかった。MMA戦績は16勝3敗。
対するマスヴィダルはストリートファイトをバックボーンに持つ、日本の『戦極』にも出場した経験を持つベテラン。09年には戦極ライト級ワンマッチで北岡悟にTKO勝利している。13年からはUFCに参戦し、19年7月に飛び膝蹴りでUFC史上最速KOの“5秒”を記録。
昨年4月に、コビントンと同じく、王者ウスマンに2度目のタイトル挑戦をしたが、2R KO負けを喫した。MMA戦績は35勝15敗。
その攻撃的な言動から悪童として人気を博す両者。お互いが嫌っていることから、今回の対戦は因縁の悪童対決と注目を集めている。
1R、コビントンが左右のパンチを大振りしながら組みつくと、マスヴィダルを金網に押し込みバックテイク。背後からのチョークや顔面へのパンチで攻める。
2R、コビントンの強い圧力に対抗し、マスヴィダルは前蹴りと左フックを当てる。アグレッシブなコビントンは、反則の金的ヒザ蹴り。リプレイ映像が会場に流れると、マスヴィダルの支持が多い客席から大きなブーイングが上がる。
3R開始1分、コビントンが両足タックルからテイクダウンに成功。上から強力なヒジをマスヴィダルの顔面に叩きつける。続けて、下のマスヴィダルが立ち上がろうとするタイミングを見計らい、バックテイク。極め切れなかったが、果敢にチョークを仕掛け、完全に試合の主導権を握る。
4Rもコビントンがしつこいケージレスリングでマスヴィダルを圧倒。しかし、マスヴィダルが、快心の右フックでコビントンからフラッシュダウンを奪い、この日の唯一の見せ場を作る。
最終の5R、序盤からマスヴィダルのバックを取るコビントン。チョーク、ヒザ蹴り、パンチ、ヒジと絶え間なく攻め続ける。マスヴィダルは凌ぐのが精一杯で何もできない。
結局、終始アグレッシブな攻めとレスリングで圧倒したコビントンが判定3-0で快勝した。
▶︎次ページは【動画】25分間の激闘後、なおも挑発しあうコビントンとマスヴィダル
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