【KNOCK OUT】元うつ病から再起の松﨑公則、引退試合に大きな気合いの咆哮ファイト!敗れるも会場から大きな拍手
株式会社Def Fellow
『KNOCK OUT 2022 vol.2』
2022年3月12日(土)東京・後楽園ホール
▼第3試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級/3分3R・延長1R
●松﨑公則(STRUGGLE)
判定0-3 ※28-30×2、29-30
◯阿部晴翔(チーム・タイガーホーク)
46歳の松﨑はこれが引退試合。プロ50戦目の節目を引退に選んだ。松﨑はうつ病の克服にキックボクシングを始め、2009年・33歳でデビューし、老獪なムエタイテクニックを武器に、REBELS-MUAYTHAI二階級制覇など、国内4冠を経験している。
現在の戦績は1つの引き分けを挟み5連敗中で、戦績は49戦20勝(11KO)25敗4分。
対する阿部は宮城県在住のファイターで、KNOCK OUT初参戦。6勝12敗と負け越しているが、スピードあるパンチを武器とし、6勝のうち5つがKO勝利というパンチャーだ。
この試合の入場に松﨑は自身が所属する男性合唱団のコーラスグループでの歌唱『いざ起て戦人よ』を背に受けリングイン。松﨑らしさ全開だった。
試合は1Rからサウスポーの松﨑が積極的に前へ出て、果敢に左ミドルを出す。阿部は右回りにステップしながら、パンチから右ハイキックなど手数の早いコンビネーションで攻めた。
2Rには阿部のギアが上がり、二段蹴りやバックキックを次々繰りだす。松﨑は前へ突き進みながらも受け、ジャブからアッパー、接近してはヒジも狙うなど一進一退。
3R、松﨑が圧力を増し、詰めて右ヒジを狙うなどしたが、阿部もそれに応えるかのように、ステップの距離を狭め、動きながらもパンチで打ち合う。ラストまで、両者は手数を休めず打ち合った。
判定は3者とも手数で上回った阿部を支持。ラストファイト、自身の半分の年齢のファイターに敗れた松﨑だが、リングから降りる姿に惜しみ無い拍手が降り注いだ。
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