【ONE】山口芽生と柔術強豪のケリーの寝技マッチは時間切れドローに
ONE Championship
『ONE: ONE X』【第1部】
2022年3月26日(土・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼第2試合 アトム級 サブミッショングラップリング(12分1R)
△山口芽生(日本)
時間切れドロー
△ダニエル・ケリー(アメリカ)
打撃無し、12分1ラウンドのグラップリングマッチ。判定はなく一本決着のみ。時間切れの場合は引き分けとなるルール。
山口は日本の女子格闘技を牽引するベテランファイター。15年3月に『DEEP JEWELS』でアトム級王座を獲得し、16年からONEに参戦。2度の女子アトム級王者アンジェラ・リーへの挑戦経験を持つ。MMAでは2月には準備期間わずか1週間ほどでスクランブル参戦を果たすもジヒン・ラズワンに敗れている。寝技ではブラジリアン柔術黒帯を巻く。
対するケリーもブラジリアン柔術黒帯。グラップリング大会で何度も優勝しており、元UFC女子ストロー級王者のカーラ・エスパルザや、日本でも活躍した元UFCファイター、ロクサン・モダフェリなどにもグラップリングマッチで勝利している。
序盤、組み手争いの展開からシングルレッグタックルでテイクダウンを狙うのはケリー。しかし山口は落ち着いて防ぐ。何度かテイクダウンを仕掛けたケリーだが山口の防御が固いとみると引き込んで下からの攻めに切り替える。クローズドガードを組むケリーを山口はケージ際まで持っていってケリーの頭を押し込む。しかしケリーは押し込まれつつ柔らかい動きでハイガードへ移行し三角絞めを狙う。防ぐ山口だがクローズドガードを割れない。
しばらく同じ展開が続くとブレイクとなり山口に膠着のイエローカードが出る。再開後シングルレッグタックルは山口、しかしケリーは取られた足を引き抜くとバックを狙う。これを嫌がって背中をマットにつけた山口。ケリーはそこへベリンボロを仕掛けてさらにバックを狙う。攻勢に出るケリー、ハーフガードからマウントを奪取するとアームロック、さらにアンクルロック、ヒザ十字など、次々と足関節を仕掛けていく。防ぐ山口だが防戦一方となる。トップをキープしたままケリーが攻め続け、最後まで有利なポジションをキープしたまま試合を終えた。
判定はないため裁定はドロー。しかし内容ではケリーが多彩なテクニックで圧倒し、そのグラウンドテクニックを観客へ印象付けた。
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