【ONE】元K-1王者アラゾフがフェザー級キック世界GP優勝!ムエタイ強豪シッティチャイを破り王座挑戦権を獲得
ONE Championship
『ONE: ONE X』【第1部】
2022年3月26日(土・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼メインイベント フェザー級 キックボクシング 世界グランプリ 決勝(3分3R)
〇チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン / ベラルーシ)
判定3-0
●シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
※アラゾフがWGP優勝者に
優勝者がフェザー級王者への挑戦権を手にするフェザー級ワールドグランプリ。
アラゾフは17年6月に『K-1 WORLD GP』の第2代スーパー・ウェルター級(-70kg)王座決定トーナメントを制覇。1回戦で中島弘貴、準決勝でジョーダン・ピケオー、決勝で城戸康裕を破り、圧倒的な破壊力を見せつけた。翌年には日菜太の挑戦もKOで退けている。その後はベラトールに参戦したが、18年7月にはジョルジオ・ペトロシアンとの新旧K-1王者対決に敗北。2021年4月にONE参戦を果たすと、同年10月のGP1回戦ではサミー・サナをわずか39秒、左ボディでKOし決勝へと上がってきた。
対するシッティチャイは14年にルンピニースタジアムで王座を獲得するなどムエタイで実績を築き、キックボクシングでも16年にGLORY世界ライト級王座を奪取、6度もの防衛を果たした強豪。前戦では13連勝中、4年間負けなしだったタイフン・オズカンに競り勝つと、今年1月のGP準決勝でダビッド・キリアをテクニックで圧倒し判定勝利で決勝へ駒を進めた。
1R、ゴングと共にインローはアラゾフ。さらに右のハイキックも飛ばす。シッティチャイはガードを固めつつ左ミドルを蹴っていくが圧力をかけるのはアラゾフ。ロー、ハイ、さらにワンツーと強い攻撃を当てるアラゾフだがシッティチャイはしっかりガードしている。
2R、顔面前蹴りのシッティチャイ、前へ出て攻めていく。組んでボディへヒザを放つシッティチャイ、だがそこへアラゾフがショートのアッパーを差し込むとシッティチャイの顔が跳ね上がる。しかしすぐにワンツー、ボディで前へ出るシッティチャイ。一発一発が強いアラゾフ、左ボディ、ワンツーなどアラゾフの攻撃が当たり始める。
3R、飛びヒザも放ち、ミドルと左ストレートで詰めていくシッティチャイ。アラゾフは前蹴りで突き放す。追うシッティチャイはボディストレート、ミドルキックなど腹を攻める。
アラゾフはシッティチャイが前へ来たタイミングでフックを合わせ、下がりつつローを返すなどやや流しに入ったか。両者手数を出し続け試合終了となった。判定は3-0でアラゾフ。ボディやアッパーなど有効打を当て、グランプリ優勝と、フェザー級王者へのタイトル挑戦権を手にした。
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