【ONE】ペトロシアンをKOしたスーパーボンが初防衛成功!今度は元K-1王者グレゴリアンを技術で完封
ONE Championship
『ONE: ONE X』【第3部】
2022年3月26日(土・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼第1試合 フェザー級 キックボクシング タイトルマッチ(3分5R)
○スーパーボン(タイ/王者)
判定3-0
●マラット・グレゴリアン(アルメニア/同級1位)
※スーパーボンが初防衛に成功
スーパーボンはK-1 MAXやシュートボクシングでも活躍したブアカーオの弟子で、2016年度クンルンファイト70kgトーナメント優勝者。20年7月にGLORY世界ライト級王座を6度防衛したシッティチャイを打ち負かし、昨年10月のONEフェザー級キックボクシング世界王座決定戦で、K-1 WORLD MAXで2度もミドル級世界トーナメントを制し最強の称号を持つ、ジョルジオ・ペトロシアンに2R右ハイキックでKO勝利。初代同級世界王者に輝いた。
対するグレゴリアンは-70kgで世界トップレベルの実力を誇る選手。15年7月の『初代K-1 WORLD GP -70kg(現スーパー・ウェルター級)王座決定トーナメント』は3試合連続のKO勝ちで制覇。17-18年のKunlun Fightの世界トーナメントでも優勝し、19年にはGLORYライト級王者に輝いた。20年にONEに戦場を移し、昨年10月のONEフェザー級キックボクシングWGP1回戦(準々決勝)では、アンディ・サワーを2R TKOで沈めた。
両者は2018年に対戦しており、その時はグレゴリアンが1Rわずか29秒、右フックでKO勝利。4年ぶりの再戦となる。
1R、両者ガードをしっかり上げた構えから、グレゴリアンがじりじりと詰めていく。ジャブとローのスーパーボンに、近距離でパンチを狙うグレゴリアンはジャブを突いて前へ出る。前蹴りを多用し距離を詰めさせないスーパーボン。ラウンド終盤にはミドルも当てる。
2R、ハイキックはスーパーボン。グレゴリアンは近づいてショートのフック、アッパーを放っていく。ジャブと前蹴りで距離を保つスーパーボンは、詰めてくるグレゴリアンをさばくように動き続け、グレゴリアンの強打をしっかりとブロッキングする。グレゴリアンはボディ、アッパーのコンビネーションにローも混ぜて攻めていく。
3R、グレゴリアンのワンツーアッパーがヒット。前蹴りをもらっても前進を続け得意の近距離に持ち込むとパンチをまとめる。スーパーボンは左ミドルをガードの上から蹴り続ける。詰めるグレゴリアンだがスーパーボンは上手くブロックする。
4R、飛び込んで強烈な左ボディはグレゴリアン。距離が詰まるとスーパーボンは密着することでグレゴリアンのパンチを防ぐがグレゴリアンはプッシングしてパンチの距離に戻す。遠い距離ではミドルと前蹴り、近い距離ではボディへのヒザと、スーパーボンはグレゴリアンの間合いで戦わせない。
5R、このラウンドも前蹴りのスーパーボンだがグレゴリアンは飛び込んでアッパーをヒットさせる。しかしスーパーボンはしっかりとブロックを固めると距離を保って無理に攻めない。ヒザと前蹴りでグレゴリアンの前身を止めるスーパーボン。終盤もつけ入る隙を見せず距離を支配したまま試合を終えた。
判定は3-0でスーパーボン。王者が完封といえる内容で初防衛とリベンジを果たした。勝利者コメントで、前に同級WGPを制したチンギス・アラゾフとの防衛戦について尋ねられると「彼は友人だが、ケージ、リング、スタジアムの中で会うなら、私は彼を倒す」と、迎え撃つ構えを見せた。
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