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【K-1】王者・野杁正明、加藤虎於奈を残酷KO!衝撃アッパーで吹っ飛ばす

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2022/04/03(日)UP

パンチを叩き込む野杁

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~』
2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館

▼第18試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
〇野杁正明(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
TKO 2R 1分47秒 ※セコンドからタオル投入
●加藤虎於奈(日本/TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)

野杁が1R、最初のダウンを奪った

 野杁は新生K-1創成期から活躍。17年にはゲーオ・ウィラサクレックを下して王座を戴冠。その後、ウェルター級に変更して、昨年9月にはウェルター級王座決定トーナメントで3連続KO勝利して2階級制覇を達成。K’FESTAには5年連続の出場となる完全無欠の絶対王者。

【動画】野杁のパンチが加藤のアゴを打ち抜く瞬間(スロー映像)

野杁のヒザ蹴りがヒット

 対する加藤はレオナ・ペタスの実弟。21年1月には山際和希を下して、Krushウェルター級王座を戴冠。同年9月には、野杁が優勝したK-1ウェルター級王座決定トーナメントに参戦予定であったが欠場。今回は外国人選手の来日が難しいこともあり、再起戦で野杁戦というビッグチャンスを掴んだ。

 野杁に対して、加藤がどのような作戦を立ててきたのか、注目が集まる。

野杁のローキックに苦しむ加藤

 1R、野杁が左ローを蹴りつつ、じりじり圧をかける。野杁は近距離で右フック、左右のパンチで攻める。サウスポーで強烈な左ローを蹴り込む野杁は、左ストレートから右フックを打ち抜いて最初のダウンを奪う。加藤は、玉砕覚悟で右ストレートで攻めるが、明らかにダメージを感じさせる。

 2R、野杁は近距離からの前蹴り、右アッパー、ヒザ蹴りをヒット。近距離の左フックで加藤をこかせて崩す。さらに、左フック連打、右アッパー、右フックで加藤に確実にダメージを蓄積させる。

強烈なキックで加藤を苦しめる野杁

 両者とも頭を突き合わせるほどの近距離となり、野杁はノーガードで挑発。最後は、左ボディから左アッパー一撃!このアッパーがアゴを突き上げ、加藤は吹っ飛んでダウン。セコンドからタオルが入り、野杁がTKO勝利した。

 勝利した野杁は「1Rで倒そうと思ったけど、試したいこともあって2Rまでかかってしまった。虎於奈選手ありがとうございました。皆さんは6月(那須川天心vs武尊のビッグマッチ)のことを聞きたいと思う。僕は本当に誰でもいいので決まった相手、名前挙げるなら、SBの海人選手がずっと僕の名前出してくれている。誰でも受けて立ちます」とコメント。

 野杁の試合の前に安保瑠輝也がプライチュンポンを沈めて、リベンジをアピールしていた。それについては「僕にトーナメントで無様な姿で負けて、日本人最後の砦とか言っていて、勘違いしてんじゃねえよと僕は思う。僕のことを目指していると言っていますが、こんなところで止まっていることもない。僕は世界と戦っていくので日本人どうでもいいです。ありがとうございました」と相手として見ていないとした。

※全試合結果はこちら

▶︎次ページは【動画】野杁のパンチが加藤のアゴを打ち抜く瞬間(スロー映像)

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