【ボクシング】中谷潤人がTKOで2度目の防衛、豪快な連打で仕留め6連続KO勝利
4月9日(土)さいたまスーパーアリーナで開催された村田vsゴロフキンのアンダーカード[WBO世界フライ級タイトルマッチ]では王者・中谷潤人(24=MT)が同級2位でWBOアジアパシフィックフライ級王者の山内涼太(27=角海老宝石)に8ラウンド2分20秒、TKO勝ちし2度目の防衛に成功した。
この試合は22戦全勝(17KO)で5連続KO中の中谷に、8勝(7KO)1敗で3連続KO中の山内がどこまで王者に迫ることができるかが見どころだった。
【フォト】中谷のパンチの連打がクリーンヒットしTKO!頭部に食い込む瞬間
試合は、中谷がサウスポー、山内はオーソドックス。序盤は相手の出方をうかがう静かな展開だが、中谷は右から左を放つが空を切る。山内は左は出すものの、右ストレートはなかなか打てない。後半、中谷が左ストレート、回り込みながら右のボディフックを当てると会場から感嘆のため息が漏れる。
以降も中谷は攻めあぐねる山内を的確に捉え始める。軽い右ジャブで山内をコントロールし、離れては左ストレート、左ロングフック、接近戦では左アッパーを連打する。
4ラウンドには山内が左目の上を負傷。これは中谷の有効打によるものだ。
5ラウンド、今度は開始から山内が左右ボディ、前に出て右フックと攻める。じりじりと前に出る山内に、中谷はロープを背にする場面も見られたが要所で左ストレートを返すなど冷静さは変わらない。
6ラウンド、山内はワンツースリーのトリプル。ガードの上からでもパンチを当ててプレッシャーをかけたいが、中谷は相手のポジションを見ながら左右のパンチを山内の顔面に。
7ラウンド、ここに来て中谷の左のパンチが強さと回転を増していくなど、一段ギアが上がる。相手をコントロールする中谷の右パンチに手を焼き、山内は反撃の糸口を掴めない。
そして迎えた8ラウンド終盤、中谷は小刻みなパンチを繰り出して山内を下がらせると、さらに追撃して連打が止まらず、山内が防戦する展開になったところでレフェリーが試合をストップした。
これで中谷は6連続KO勝ち。2度目の防衛を果たした中谷は「1ラウンドでいいパンチが入ったんですけど、色々試しながらできたので収穫があった試合でした。アメリカや日本で皆さんに覚えてもらえるような試合をしたい」と喜びを語った。
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