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【UFC】フェザー級“絶対王者”ヴォルカノフスキーがV3達成!圧巻のTKOで“コリアンゾンビ”チャンソンを下す

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2022/04/10(日)UP

ヴォルカノフスキー(右)がコリアンゾンビにKO勝利©️UFC

WME-IMG
『UFC 273』
2022年4月10日(日本時間)米国フロリダ州ジャクソンビル

▼フェザー級タイトルマッチ5分5R
〇アレキサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア/王者)
TKO 4R45秒 ※レフリーストップ
●ジョン・チャンソン(韓国/挑戦者)
※ヴォルカノフスキーが3度目の防衛に成功

右ストレートをヒットさせるヴォルカノフスキー©️UFC

 ヴォルカノフスキーはオーストラリア人初のUFC王者。過去、矢地祐介、粕谷優介、廣田瑞人など日本のトップ選手を破っており、19年12月にホロウェイに判定勝利し、UFCフェザー級王座を戴冠。翌年のホロウェイとのダイレクトリマッチでも勝利すると、昨年9月にブライアン・オルテガを激闘の末に判定で下し、2度の防衛に成功した。MMA戦績は23勝1敗。

 対するチャンソンはパンチ力と打たれ強さを持ち味に、“コリアン・ゾンビ”の異名で知られる韓国強豪。13年8月には代役ではあったが、UFCフェザー級タイトルマッチを経験している。前戦となる昨年6月に昇り調子だったダン・イゲを判定で下し、トップ戦線を走るその実力を誇示した。MMA戦績は17勝6敗。

崩れるチャンソン©️UFC

 1R、遠い距離のヴォルカノフスキーに飛び込んで右はチャンソン。ヴォルカノフスキーはインローを当てつつ長いジャブを突く。チャンソンもジャブを飛ばすがその打ち終わりにヴォルカノフスキーがワンツー、これでチャンソンは少しぐらつく。
 組み付いてヴォルカノフスキーがケージ際でテイクダウン。しかしチャンソンもすぐ立つ。スタンドになると詰めるチャンソンだがヴォルカノフスキーの左フックが入りヒザをつくようにダウン。すぐに立つがヴォルカノフスキーが攻勢のままラウンド終了。

 2R、細かいフェイントの掛け合いを見せる両者。飛び込んで左を突くチャンソンだがヴォルカノフスキーがカウンターの左を入れる。さらにヴォルカノフスキーはワンツーを効かせるとタックルでテイクダウンしパウンドを浴びせる。立ったチャンソンだがヴォルカノフスキーは的確にパンチを当てタックルも混ぜてペースを握る。

 3R、右のフックを振ってくるチャンソンにヴォルカノフスキーもパンチを返し打ち合いに。ヴォルカノフスキーが左フックから右ストレート。チャンソンがダウンするとヴォルカノフスキーはパウンドを連打。ここでラウンド終了となりチャンソンはゴングに救われる。

 4R、このラウンドもヴォルカノフスキーの打撃が当たる。パンチを振ってくるチャンソンをインローで崩すと、さらにワンツー。ヴォルカノフスキーが右を打ち込むとチャンソンは立ちながらも、もはやフラフラの状態。危険と見たレフリーがストップし、ヴォルカノフスキーが圧倒的な強さを見せ3度目の防衛に成功した。

 ヴォルカノフスキーは試合後のマイクで「この試合だけでなく毎試合レベルアップしようと尽力している。自分の思うような動きが100%できなかったところもある。彼を倒すことになったがこれが私たちがやっているスポーツだ」とコメント。
「私はもちろん選手として能力があると思う。しかし何もしなければ変わらない。常に動き続けること、進化を続けること。転がり続けることしかない」と語った。

 一方敗れたチャンソンは落ち込んだ表情で、マイクを向けられると引退についても考えるというコメントを残した。

▶︎次ページは【動画】ヴォルガノフスキーの強打!フラフラのコリアンゾンビにレフリーが思わずストップ

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