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【DEEP JEWELS】山崎桃子、ちびさいを狂気のパウンドで出血させて勝利「お母さんに恩返ししたい」

2022/05/08（日）UP

パウンドを打ち込む山崎（上）

DEEP事務局
『skyticket Presents DEEP JEWELS 37～フライ級GP 2022 FINAL ROUND～』
2022年5月8日（日）東京・後楽園ホール

▼第3試合　DEEP JEWELSミクロ級　5分2R
〇山崎桃子（フリー）
判定3-0　※三者とも20-17
●ちびさいKYOKA（SAI-GYM）

　山崎は、前田日明主催の『THE OUTSIDER』を経て18年6月にプロデビュー、これまでDEEP JEWELSで2勝2敗の戦績。20年3月に地元コンビニ前で酔った通りすがりの男性とトラブルになり、ビール瓶で殴られるなど暴行を受け、右眼の網膜に2カ所穴が開きレーザー治療を受けた。前戦となる20年10月の國保小枝戦（判定勝利）以来、1年半ぶりの試合となる。

キックで攻める、ちびさい

　対するちびさいKYOKAは、国内最小最軽量女子ファイターとして注目を集め、柔術をベースにアマチュア修斗で優勝を果たすなど、確かな技術を持っている実力派。しかし、プロ2戦目となる昨年9月に村上彩に一本負けするなど、まだプロでは勝ち星に恵まれていない。

　1R、両者ともオーソドックスでローキックを蹴る。ちびさいがステップを使いつつ、ワンツー。山崎は前蹴りで突き放す。ちびさいがタックルを仕掛けるが、山崎が投げてサイドポジション。上からパウンドを放つ山崎。ちびさいは下からの腕十字、そのまま立った山崎は腕を外す。スタンドに戻し、山崎は右ハイを放つ。首相撲でのヒザ蹴りを多用する山崎がちびさいを削る。

ヒザ蹴りで攻める山崎

　2R、右フックを放つちびさいに、山崎は組んでのヒザ蹴り連打。山崎が首相撲からちびさいをテイクダウンし、上から強烈なパウンドを見舞う。ちびさいは足で蹴り上げるが、山崎は圧をかけ、チョークも狙いつつ、パウンドで優勢に。

　ちびさいは立つが、首相撲のヒザ蹴りを放つ山崎。ちびさいの鼻から出血が見え、ドクターチェック。再開後、強気にパンチで攻めるちびさいに、山崎も右のパンチを返す。山崎がケージ際で投げを決めてマウントへ移行、パウンドを放つ。ハーフガードのちびさいを、山崎がパスガードして、肩固めへ移行を試みる。再びハーフガードへ戻したちびさいが、スタンドに戻したところでゴング。山崎は顔面に返り血を浴びていた。