【ベラトール】“レスリングエリート”ストーリーが暫定王者に、“MVP”ペイジの打撃は不発
Bellator MMA
『BELLATOR 281』
2022年5月14日(土・日本時間)イギリス・ロンドン OVOアリーナ・ウェンブリー
▼世界ウェルター級暫定王座決定戦
●マイケル・ペイジ(イングランド)
判定 1-2 ※47-48、48-47、46-49
○ローガン・ストーリー(アメリカ)
※ストーリーが暫定王者に。
“MVP”の愛称で人気のペイジは、幼少の頃から身につけたカンフーをベースに身長192cmの長い手足から繰り出される打撃で、これまでに数々の超絶KO劇を演じてきた人気選手。前戦となる昨年10月に前王者のドゥグラス・リマを判定で下した。MMA戦績は20勝1敗。
ストーリーは大学時代NCAAディビジョン1で4度のオールアメリカンに輝いたレスリングエリート。前戦となる今年2月に“ヘンゾ・グレイシーの甥”のネイマン・グレイシーを打撃戦で破った。MMA戦績は13勝1敗。
正規王者のヤロスラフ・アモソフが母国のウクライナでロシア侵攻への防衛活動を行っているため、今回の暫定王座決定戦が組まれた。打撃vs組み技のハイレベルな攻防に期待がかかる。
1R、ペイジがノーガードでステップを踏みつつ、ワンツー。ストーリーは片足タックルでテイクダウンを試みる。ベイジはケージを背にして、ストーリーの頭を押さえつつテイクダウンされないが、バックに回られるなど、組まれる展開。
2R、アッパーを出すペイジの右フックに合わせて、ストーリーが片足タックルでテイクダウン、バックを狙いつつ、上から右ヒジを数発見舞う。3R、ヒザ蹴りから右フックを放つペイジだが、このラウンドも片足タックルで徹底的に組んでいくストーリー。徹底した組みの戦略による膠着状態で会場からはブーイングも。
4R、ペイジが変則的なステップを踏みながら、左ジャブを多用。クリーンヒットとはいかないが、右ストレート、左ジャブが徐々に当たり出す。残り1分半、両足タックルを仕掛けるストーリー。ペイジはスタンドの展開に戻したいところだが、ケージに押し込まれ動けず。
最終5R、ペイジの左ヒザ蹴りに対して、タックルを仕掛けるストーリー。ペイジを抱えて、ストーリーがテイクダウンに成功。これまでケージ際での組みの展開が多かったが、ケージ中央でストーリーが上になる。そのままストーリが上からコツコツパウンドを放ち、終了のゴングが鳴った。
ジャッジはスプリットとなったが、終始タックルで攻め続けたストーリーが、ペイジを撃破した。勝利したストーリーは「ブーイング大歓迎だよ。僕はやらないといけないことをやっただけだ」とアピールした。
▶︎次ページは【動画】ペイジが飛びヒザ蹴りから右ストレート!
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