【ONE】無敵の王者プラジャンチャイがまさかの戦意喪失、ラシリがTKOでストロー級新王者に
ONE Championship
『ONE 157: PETCHMORAKOT VS VIENOT』
2022年5月20日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼コーメインイベント ストロー級ムエタイ世界タイトルマッチ
●プラジャンチャイ・PK・センチャイ (タイ)
TKO 3R終了時
〇ジョセフ・ラシリ(イタリア / モロッコ)
※ラシリが新王者に、プラジャンチャイは初防衛失敗
プラジャンチャイは、タイのムエタイ2大殿堂のルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムの王者に輝いた若き実力者。ムエタイでは337勝51敗3分という驚異的なキャリアを持つほか、2020年からはボクシングでも活躍し、2階級でWBAアジア・サウスのベルトを獲得。ハードパンチと高速のコンビネーションを武器とする選手で、去年7月、400戦以上の戦績を持つムエタイ界のレジェンド、サムエーを破って王者となった。今回が初防衛戦。
対するラシリはWBCムエタイ世界王座を持ち戦績は42勝12敗。ONEでは秋元皓貴、品川朝陽という日本の強豪二人を相手に勝利している。
1R、細かくステップしつつ右のインローはラシリ。プラジャンチャイがワンツーで前へ出るとラシリは手を前に出して近づかせない。ラシリはケージにプラジャンチャイを詰めて左フックを放つ。同時にワンツーを出す場面もありつつ、大きなヒットはなく1ラウンドが終了。
2R、左フックからボディのコンビネーションはラシリ。プラジャンチャイはジリジリ距離を詰めて右ロー。そしてワンツーを飛ばすが下がるラシリを追いきれない。しかしプラジャンチャイはラシリが前へ来たタイミングで右ストレートをテンプルにヒット。今度はラシリが前へ出てボディ、ヒザを当てる。するとプラジャンチャイは顔面から出血する。
3R、パンチを振って前へ出るプラジャンチャイ。だがラシリはそこへカウンターの右を合わせる。手を前へ伸ばしながら前へ出るプラジャンチャイ。フック、アッパーを思い切り振るが当たらない。
ラシリはローも当てつつボディ、顔面へ的確にパンチをヒットさせていく。ラウンド終了後、出血のひどいプラジャンチャイはコーナーに座り込んだまま立ち上がらず、試合を放棄し、ここで試合終了。ラシリがキャリアではるかに上回る王者を相手にまさかの完勝でベルトを手にした。
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