【ベラトール】ジャクソンが元王者リマをグラウンドとパウンドで完封し6連勝、ベルト獲り・MVPとの対戦にも意欲
Bellator MMA
『BELLATOR 283』 ※11時より随時更新
2022年7月23日(土・日本時間)アメリカ・ワシントン州 エメラルドクイーンカジノ
▼ウェルター級メインイベント
●ダグラス・リマ(アメリカ)
判定0-3 ※三者とも45-50
〇ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
※前日計量でリマが1.8ポンド(816グラム)オーバー
リマはムエタイ仕込みの鋭い打撃を武器に11年9月の初参戦時からベラトールのトップファイターとして活躍し、19年にウェルター級WGP優勝で3度目の世界王座を獲得。昨年10月にミドル級王座決定戦に挑んだが、前王者のゲガール・ムサシに判定負けすると、続くヤロスラフ・アモソフ戦でも敗れウェルター級王座陥落。さらに21年10月にはマイケル・ペイジとの再戦でスプリット判定負けし現在3連敗中。
対するジャクソンはストレート系のパンチと強烈なタックルを武器に現在5連勝中と絶好調。しかもRIZINで活躍するストラッサー起一やジョーダン・メイン、元UFCライト級王者のベンソン・ヘンダーソンなど、5勝のうち4つは元UFCファイターを相手に挙げている。
1R、序盤からリマのカーフが3発、4発と入り、ジャクソンの脚が流れる場面も。それでもジャクソンは前へ出るとリマのカーフにタックルを合わせテイクダウンに成功。トップからパウンドを狙うジャクソンに対し、リマはクローズドガードを組んで腕を抱え守りつつ下からスイープや三角絞めも狙う。しかしジャクソンはしっかりとマットへリマを張りつけ、細かいヒジやパウンドを落とす。
2R、開始からローキックのリマ。しかし2発目を打ったところへまたもジャクソンがタックル。今度はスタンドでバックへ回って前へ倒す。膝立ちのリマへおぶさるような体勢から、ジャクソンは太ももへヒザをコツコツ当てる。すると立ったリマをバックから高々とリフトしてテイクダウン。サイドポジションに近い状態からガードへ戻すリマは下から腕十字。するとこれを抜いたジャクソンへ、リマは下から蹴り上げ。これが顔面に入りジャクソンが崩れる。リマは下から鉄槌を連打するがジャクソンも持ち直し、逆に上から鉄槌を落とす。ジャクソンがしっかりハーフで抑え込んだままラウンド終了。
3R、カーフキックはリマ。そこへまたもジャクソンがタックル。今度は脇を差して受け止めたリマは、強引にテイクダウンに来たジャクソンを下にしてトップを奪取。しかしジャクソンはケージを背にしてすぐ立つと逆にテイクダウンを奪う。ジャクソンは上からパウンド、ヒジ。リマは防戦一方となる。
4R、またもジャクソンがケージ際でテイクダウン。密着した状態からパウンド、ヒジのジャクソンに対してクローズドガードのリマは下から打つ手がない様子。フックガードからスイープを狙うリマだがジャクソンの体を浮かせることができない。
5R、ワンツーのリマにタックルのジャクソン。リマはケージに背を預けて立とうとするが今回もジャクソンが背中をマットにつけさせる。これまでのラウンドと同じ状況となり、リマは三角やスイープを狙って動くがジャクソンのキープは固くトップを譲らない。最後まで展開は変わらず試合終了。
判定はジャッジ全員がフルマークでジャクソン。徹底したグラウンド&パウンドで元王者リマを完封し、6連勝を達成した。勝利したジャクソンはマイクを持つと、ウクライナ情勢のため休場中の王者ヤロスラフ・アモソフと、暫定王者ローガン・ストーリーのどちらと戦いたいかと聞かれ「どちらと戦ってもいいし、MVP(マイケル・ペイジ)と戦うのもいい。どちらにしろベルトが欲しいんだ!」と次戦への意欲を語った。
▶︎【動画】ジャクソンがリマを持ち上げ、マットに叩きつける!
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