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【RISE】安本晴翔、5年振りのRISEはノーコンテストに

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2022/07/29(金)UP

右のパンチで攻める安本

RISEクリエーション株式会社
『RISE 160』
2022年7月29日(金)東京・後楽園ホール

▼第9試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
―安本晴翔(橋本道場/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者、KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
ノーコンテスト
―メールダード・サヤディ(イラン/TEAMOTA/ICF)

ローキックを蹴る安本

 安本はサウスポーから繰り出されるしなやかな蹴り技やテクニックを武器に、16年6月に16歳でデビュー。 WPMF世界フェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座など様々なタイトルを獲得。森井洋介ら強豪選手を撃破し、破竹の14連勝をマーク中。RISEには2017年9月以来約5年振りの参戦となる。

【フォト】安本の右がヒット!相手は立ち上がれず

崩れ落ちるサヤディ

 対するサヤディはパンチとヒザを得意とし、イランのアマチュアタイトルを総なめにしている実力者。2020年4月に開幕予定だった「RISE ASIA SERIES 55kgトーナメント」にて一回戦で志朗と対戦予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大により大会が中止に。仕切り直しのRISE参戦となる。

 1R、ローキックの交換を見せる両者。安本が左ロー、ミドルと上下に散らすと、サヤディは大きな右フックをスイング。安本はスウェーで回避する。強引に間に出るサヤディの右フックが安本に浅くヒット。サヤディの右フックは上体を柔らかく振り当てさせない。安本がスイッチし左の蹴りをロー、ハイ。サヤディの入り際に右フックを直撃させると、サヤディは尻餅をつきダウンを喫する。体を支えられないほどのダメージを確認したレフェリーが試合をストップ。天才・安本が鮮烈KOで5年振りのRISEのリングを勝利で飾った。

ダウンを喫したサヤディ

 安本はマイクを握ると「RISEのフェザー級は盛り上がってないと思うので、僕が盛り上げていくので毎試合毎試合注目して下さい」とRISEフェザー級をかき回すと宣言した。

※この試合の結果は当初、1R 2分44秒で安本のKO勝利とされたが、本大会終了後の審判団のミーティングで、右拳のパンチではなく前腕が当たったのではないかとの意見があり、ビデオ検証の結果、有効打である右のパンチからの流れで前腕部分が当たってのダウンを確認
 このダウンが、パンチのダメージによるものか、前腕部によるダメージによるものか否かが判断、認識が難しく、また故意による悪質性は認められなかったため、RISEオフィシャルルール第29条【合議による問題処理】の規定により、安本のKO 勝ちを取消し、ノーコンテストとなった。

※全試合結果はこちら

▶次ページは【フォト】安本の右がヒット!相手は立ち上がれず

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