【RISE】小林愛三がイ・ドギョンを圧倒、4年振り再戦を制し連敗脱出果たす
RISEクリエーション株式会社
『RISE 160』
2022年7月29日(金)東京・後楽園ホール
▼セミファイナル SuperFight! フライ級(-52kg) 3分3R延長1R
○小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENフライ級王者)
判定3-0 ※30-26×3
●イ・ドギョン(韓国/チームサイコピットブルス/MKF Queens Cupトーナメント優勝、KTKフェザー級王者)
小林はパワフルな攻撃とアグレッシブファイトが持ち味のRISE QUEENフライ級王者。昨年9月にRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵と対戦し判定0-2で惜敗したが、その強さに陰りはない。今年3月にはベルギーで行われたGLORYに初参戦し、女子スーパーバンタム級王者のティファニー・ヴァン・スーストのベルトに挑むも、5R TKO負けを喫すも、倒されても前に出る続け“大和魂“を見せつけ会場を沸かせた。
対するドギョンは空手をベースに持ち、蹴りを得意とするMKF 52kg級の王者。両者は2018年4月のKNOCK OUTで対戦経験があり、当時は小林が判定勝利。約4年ぶりの再戦を迎える。
1R、青コーナーに一直線で向かう小林。下がるドギョンに右オーバーハンドフックを見舞う。ドギョンは足でフェイントをかけながら右ストレート。小林はドギョンの引き際に踏み込み左ボディを打ち込む。プレッシャーをかけはじめるドギョンへ、小林は回りながら左右ロー。左ジャブで突き放し、左ロー、前蹴り、右ストレートと多彩な攻撃を見せる。ドギョンはガードを固めるが、小林は左ボディ、離れて右ストレートボディと腹を攻める。
2R、左ジャブ、左前蹴りで距離を測る小林。右フックから右ミドルと繋げると、ドギョンも強い右ミドルで応戦。右バックハンドブローを強振する。ガードを固めるドギョンに左右フックをまとめる小林。離れれば右ハイキックでプレッシャーをかける。ドギョンはガードを固め右ミドル。至近距離で小林が首相撲からヒザを連打してしまい口頭注意を受ける。再開後、ドギョンの入り際に右ストレートをヒット。下がるドギョンへ右ボディストレート、左ボディからフックを顔面へ繋げていく。
3R、左前蹴りで突き放しワンツーで追撃する小林。左インローでドギョンの内ももが真っ赤に染まる。ドギョンはガードを固め右ロー。小林の左フックに左フックをカウンターで合わせるが、コーナーを背負ったドギョンへ小林がパンチ連打。青コーナーに逃げるドギョンのボディへヒザを突き刺す。さらにニュートラルコーナーを背負ったドギョンへ連打を続け、ドギョンがスタンディングダウンを喫する。再開後、下がりながらワンツーを出すドギョンへ小林は左右パンチ、ヒザで追撃。ドギョンへ反撃を許さないまま試合終了のゴングを迎えた。
ジャッジは3者とも4ポイント差をつけ小林の勝利。4年振りの再戦を勝利で飾り、2連敗からの脱出を果たした。
マイクを握った小林は「倒しきれない自分の技術不足を痛感しました。ここからちゃんと仕留めて世界に登っていく愛三を応援してくれたらうれしいです。RISE女子の強さを証明していきたいと強く思っています。内容もそうですし、説得力のある試合を続けていきたいと思います」と反省の弁。
そして同門の壽美の名を挙げ「壽美選手にはK-1で駆け上がって世界に行ってもらって、私はRISEで駆け上がって世界に行って、後々はトップで拳を交えられたらいいと思います。戦う世界は違いますけど、絶対にリングに上がると信じています。壽美選手も注目して下さい」と、同門同士による未来の頂上決戦への意気込みを語った。
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