【RIZIN】所英男、判定負けも厳しい減量乗り越え大健闘、UFC狙う神龍誠はフィニッシュ勝利ならず悔し涙
神龍が所に競り勝った
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.37』
2022年7月31日（日）さいたまスーパーアリーナ
▼第13試合 RIZIN MMAルール 5分3R（57.0kg）
●所英男（リバーサルジム武蔵小杉 所プラス）
判定0-3
〇神龍誠（神龍ワールドジム）
【フォト】ガリガリでリングインの所、ジャーマンを仕掛ける神龍、名シーン
痩せた姿でリングインした所
フライ級の新旧対決。“逆境ファイター”所英男は9年ぶりにフライ級へ階級を落として頬がこけて痩せた姿を見せて関係者を驚かせた。
対する日本フライ級最強の呼び声が高い神龍は、DEEP史上最年少王者となり、2年ぶりのRIZIN参戦でバキバキの肉体を作ってきた。目標はUFC出場で、そのためにフィニッシュを決めてアピールしたいという。
1R、所は右ストレートで先制攻撃。サウスポー構えの神龍はパワフルな左フックを返す。ダブルレッグからテイクダウンの神龍。所はヒザ十字固めを狙う。神龍はこれを防ぐと所は腕十字を狙いにいくが、神龍はここから脱出するなど寝技で一進一退の攻防となる。
神龍のハイキックをところがかわす
2R、猪木-アリの体勢で、2回転しての蹴り技を見せた神龍。これがマコトルネードか。グラウンドで所はヒザ十字を仕掛けると神龍をグルグルと回転させる。そこから逃れ上になった神龍は鉄槌。右目が腫れる所に、神龍は小さく鉄槌やパンチをコツコツと打っていく。
3R、所はパンチからヒザ蹴りを放つが空振りとなり、神龍のフックを受ける形でスリップ。鉄槌を落とす神龍は、上から抑え込み、神龍は上から小さくパンチをコツコツ入れていく。所は神龍の腕を狙うが、神龍は守りながら鉄槌。所は立ち上がって勝負へ。
グラップリングで積極的に攻める神龍
神龍も立ち上がると所を投げ飛ばし、さらにジャーマンスープレックスもこれは潰れ試合終了。
判定は3-0で神龍。勝者は神龍となったが、所の強さも際立つこととなった。フィニッシュを決めてUFC にアピールしたかった神龍だったが決めきれず。リングを降りる神龍は涙を見せた。
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