【ONE】タワンチャイがフェザー級ムエタイ新王者に!絶対王者ペットモラコット陥落
ONE Championship
『ONE 161』
2022年9月29日 (木)シンガポール・インドアスタジアム
▼第11試合 フェザー級 ムエタイ 世界タイトルマッチ
●ペットモラコット・ペッティンディー(タイ)
判定0-3
〇タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
※タワンチャイが新王者に、ペットモラコットは4度目の防衛に失敗
フェザー級のムエタイ世界タイトルマッチ。王者ペットモラコットはルンピニースタジアムで2階級を制覇し、これまで梅野源治や健太といった日本のトップ選手にも勝利を収めている。
20年に今回対戦するタワンチャイと同門のポンシリに勝利してフェザー級王座を獲得すると以来3度の防衛に成功。現在7連勝と絶対王者とも言える強さを見せている。
対する挑戦者・タワンチャイは23歳にして126勝31敗2分の戦績を持ち、18年にはルンピニー・ファイター・オブ・ザ・イヤー(その年のルンピニースタジアムで実施された大会で素晴らしい戦いを見せた選手に贈られる年間MVP賞)をはじめ数々のMVPを獲得。“近代ムエタイの最高傑作”と呼ばれるセンマニーにも2勝1敗と勝ち越している。
昨年5月にONEデビューし、ISKA王者ショーン・クランシーにKO勝利。昨年8月にシッティチャイにスプリット判定で敗れたものの、今年1月に強豪セーマペッチを初回KO、6月には欧州のムエタイ王者ニコラス・ラーセンを左ストレートで沈め2連続KO勝利を挙げている。
1R、序盤から近い距離でローキックを飛ばし合う。相手の太ももを足で踏むような前蹴りを見せるペットモラコットに対しタワンチャイは強い左ミドル、ワンツーを振る。前蹴りを突き刺すタワンチャイがワンツーで前へ出るとペットモラコットは下がりつつフックを返す。
2R、太ももへの前蹴りでタワンチャイの出足を潰すペットモラコットに、タワンチャイは前蹴りで突き放す。タワンチャイのワンツーをスウェーで見事にかわし、打ち終わりにパンチを返すペットモラコット。しかしタワンチャイは今度はワンツーの打ち終わりにカーフキックを重ねる。
3R、速いカーフキックのタワンチャイ、ペットモラコットのミドルをキャッチしてパンチを放つがペットモラコットも片足で立ったままパンチを返す。ワンツーを振って前進するタワンチャイにペットモラコットはヒジで迎撃。後半タワンチャイは疲れたか若干手数が減る。
4R、ジャブを突いて前へ出るペットモラコット。タワンチャイは下がりつつカーフキックを当てる。右ジャブを突き、距離が詰まると首相撲はペットモラコット。しかし後半タワンチャイもミドルを蹴って前へ出る。
5R、圧をかけるのはペットモラコット。タワンチャイにケージを背負わせるとワンツー、そして首相撲へ持ち込む。タワンチャイはペットモラコットのミドルをキャッチしてパンチ、そしてカーフキックを当てる。ラスト30秒となると前へ出ず、待ち始めたペットモラコットだが、タワンチャイがミドルに来るとそれをキャッチしてパンチを返す。一進一退のまま試合終了。
判定は3-0でタワンチャイ。3度防衛の絶対王者を下し、23歳の若き新王者が誕生した。
▶︎次ページは【動画】ムエタイ頂上決戦は至近距離での壮絶な打ち合い!
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