【ONE】”これは痛い!”世界戦で波乱、金的攻撃にリネカーが悶絶でノーコンテストに
10月22日(日本時間)クアラルンプール アクシアタ・アリーナにて開催された『ONE FIGHT NIGHT 3』メインイベントのバンタム級世界タイトルマッチは3R途中、同級2位ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)の偶発的な急所(金的)攻撃により、元UFC強豪ジョン・リネカー(ブラジル)が試合続行不可能。ノーコンテストに終わった。
リネカーは“鉄の拳”の異名を持ち、UFC12勝3敗の実績を提げ19年にONEに参戦。今年3月に王者ビビアーノ・フェルナンデスのタイトルに挑戦し、KO勝利で新王者に輝いた。
同級2位のアンドラージは中国クンルンファイトや武林風で活躍したムエタイベースの実力者。20年7月にONEに参戦すると5連勝。昨年2月に佐藤将光に判定勝利した以外は全てフィニッシュ(3KO・1一本)だ。
不穏な流れは前日計量から起きていた。なんと王者のリネカーが1ポンド(約450g)オーバーで計量失敗し、試合前に王座剥奪。この試合は146ポンドのキャッチウェイトで行われることになり、リネカーが勝った場合、王座は空位に。アンドラージが勝った場合は、アンドラージが新王者となる流れとなった。
試合は1Rからアンドラージが主導権を握る。2Rには意を決したリネカーが前に出るが、計量失敗の影響か、既にスタミナ消耗が見える状態に。アンドラージのパンチでリネカーは鼻血を出し、右目下は大きく腫れ上がる。
3Rもアンドラージは完全にペースを握り、フィニッシュも時間の問題と思われたが、ここでアクシデントが。優勢なアンドラージのヒザ蹴りがボディに突き刺さり、苦しい表情を浮かべながらリネカーが金網まで後退。そこで、フィニッシュとばかりにアンドラージが2発目のヒザ蹴りを放つと、これがリネカーの下腹部(金的)を直撃!
苦悶の表情でマットに倒れ込むリネカー。すぐにタイムストップとなったが、リネカーは激痛で嘔吐するなど、立ち上がれそうにない。
結局、レフェリーは、これ以上のリネカーの試合続行は不可能と判断し、試合をストップ。偶発性の下腹部攻撃によるノーコンテスト扱いとなった。
ONE Championship
『ONE FIGHT NIGHT 3』
2022年10月22日 (日本時間)クアラルンプール アシアタ・アリーナ
▼バンタム級世界タイトルマッチ(リネカー計量失敗で146ポンドキャッチウェイト)
−ジョン・リネカー(ブラジル)
ノーコンテスト 3R途中 ※偶発的な下腹部攻撃により
−ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)
※リネカーが計量失敗で王座剥奪となったため、王座は空位に
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